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風物詩
花の脇役
2023/4/15
雪が降り積もった朝の枝雪払い、大量の落葉、強風に鳴る甲高い、悲鳴にも似た音。管理などと言うほど大切にはしていないが、早朝、鳥たちの鳴き声で目覚めるぜいたくを享受している。...
百花早し
2023/4/8
百花繚乱とは言うけれど、ことしはめっちゃ、花の咲くのが早過ぎる。会社近くのウメとサクラも、堤防バイパスのナノハナも咲き始め、来週にも見ごろとなりそうだ。飯山城址公園のサクラ、先週号で今月中...
味の深く
2023/4/1
「煮て味のふかくかなしき蕗の薹」(片山鶏頭子)。いつもの年ならば、季節感にあふれるフキノトウなのだが、ことしは既に遅し。なのだが、早春を象徴する存在に敬意を表して、登場していただいた。...
春気配
2023/3/25
待望の桜前線が北上を続ける。東京・上野公園の花見のにぎわいに、コロナが崩壊させた、以前の日常が戻りつつあることを知る。長野市城山公園では、出店の準備が始まったという。 北信濃路...
根開け
2023/3/18
「春探し」にあえて逆らって、まだ丈余の雪が残る地を訪ねた。「まだ、えっぺあるんかや?」と、この地でも雪深い集落に住む友人に電話したら、「そんねでもね。1㍍3、40㌢ぐれかな」と、こともなげに言う。...
駅のひなまつり
2023/3/12
伝統の季節行事で、暦通りのものもあればひと月遅れのものもあり、その何故かは知らない。3日は桃の節句。ひな祭りは平安時代中期、無病息災を祈る上巳(じょうし)の節句などを源流とするらしい。...
晩冬
2023/3/3
三寒四温というけれど、ここに来て暖かな陽気が続き、雪解けが急速に進む。あれほど苦になっていた周囲の雪も黒ずみ、威容を失っていく。待ってましたとばかり、雪消しに躍起になる。と、同時に春探しに出歩く。南の...
樹氷凝る
2023/2/24
「樹氷凝る汝は何の木と知れじ」(山口誓子)。このところ、冬が行きつ戻りつしている。除雪機が草刈り機、土掘り機に変貌したと思ったら、一夜にしてまた元の銀世界。数日止むことなく降り続く雪にため息が出る...
遊具の眠り
2023/2/17
雪国では冬の間、遊具たちが冬眠する。本格的な降雪期を前にした冬囲いに合わせて、ブランコは巻き上げて結束し、他の遊具も雪で壊されないよう養生する。そして、春先、冬囲い外しで解放する...
あったか~い
2023/2/12
分厚くて重く、冷たい雪に覆われて、ただひたすら春を待つ。雪が降れば体を払ってくれて、通路を開けてくれる人がいる。 その、雪に覆われた自販機と出会ったのはいつだったか。それからほぼ毎年...
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