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風物詩
朝の気
2023/2/5
いわゆる「お天気具合」なんてものは、その人によって受け止め方が異なるし、喜怒哀楽の感情が入り乱れるだろう。 「ことしゃ、えってえどうなっちまったんだろ」と...
かまくら
2023/1/29
子どものころ、庭や空き地の雪山に穴を開け、ちょっとした菓子を持ち込んで興じた思い出がある。雪穴は形も大きさも不整形で、床に敷物などなかった。それは雪下ろしや道付けなどで壊され...
排雪場
2023/1/22
いつも見慣れている風景がない。これも風物詩と言えるのかどうか。昨冬は手前の堤防高を超えるほどの排雪の山となった、千曲川河川敷の排雪場。 17日昼過ぎに傍らの国道を走っていたら何もない...
天空に舞う
2023/1/13
どうろくじんの準備は前の年の秋から始まる。茅というか葦を刈り取り、いつもの決まった場所に組み立てる。その年男の子が生まれた家は初どうろくじんと言って、大きな灯ろうを建てる。近年どうろくじん...
斑雪の花
2023/1/6
降っては消え、消えては降り―を繰り返して、次第に深くなる雪。まだ斑雪のころ、その中に健気に咲く数輪の花たちを見た。 「傷みたる翼のごとき斑雪あり」(関利光)。斑雪は春の季語だが、今の時期...
小春日和
2022/12/22
この新聞が配達される時点で、雪がどうなっているか皆目見当がつかないから、この写真が適当なのか否か、不明なのが不安。週刊紙の泣き所である。今週初めに撮った写真。 いつになく、根雪はもちろん...
幻想の街
2022/12/15
仏教文化が根付いてきた国のクリスマス。知り合いのお寺のおっしゃんから、孫にせがまれてイブにパーティーもどきの時を過ごすのが、はや恒例にもなっていると聞いた。 子どものころ、小川の淵で「〇〇を下さい...
初雪や
2022/12/11
「ことし、雪どうなんだえ?」って聞かれても、気象予報士じゃねえからわかんね。カマキリの巣だって、高いところにあるってせう人と、低いってせう人がいて、どっちなんだやら。2日、ついに雪が来た...
初冬の回想
2022/12/4
今でこそ「どうろく神」など言うが、かつては「どんど焼き」などと言っていなかったか? 近所に年長のガキ大将がいて、その日、リヤカーを引いて町内を回り、どんど焼きでお焚き上げする縁起物や正月飾りなどを集め...
小雪
2022/11/27
山(高社山)に三度雪が降ると、里に雪が来る―などといわれてきた。神戸の大イチョウの葉がドサッと落ちると雪とも。地域に伝承される自然指標である。先週半ばの寒じた朝、東山の峰が白く彩られた。...
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