雪野の絵

「烈風に影をみじかく

樹氷立つ」(望月たかし)。本当に近年の天候は気まぐれで極端過ぎる。今冬もそう。年を越えても下駄っ履きで歩けるような、雪のない日が続いたかと思うと、大雪警報が続く連日の雪。積雪量はまださほどではないけれど、一度に降らんでもいいんじゃねえ?とつい愚痴が出る。

以前、「雪は芸術家」などと、キザなことを言った。が、雪が描く一幅の絵、一体の造形は凄い。吹雪の中に立つ大きな孤木。雪国魂と言ったらこじつけか。