顔の見えない? 選挙に
県知事選告示 阿部県政3期の評価問うて
任期満了に伴う長野県知事選は21日告示され、現職と新人2人の3人が立候補を届け出た。
立候補したのは無所属新人で元福祉施設職員の草間重男さん(72)=小諸市=、同じく無所属新人で元上田市議の金井忠一さん(72)=上田市=、現職で4選を期す阿部守一さん(61)=小諸市=の3人。
今、焦眉の急といえる新型コロナウイルスや物価高対策、人口減少対策、この地域では関心の高い豪雪・水害など防災・減災対策などを含め阿部県政3期12年の評価が問われる。
阿部さんは無所属で、政党の推薦は受けない―としているが、与野党や県議会各会派、各種団体が支持を表明。金井さんは共産党の推薦を受ける。
告示から10日経っても北信濃地域には遊説カーの訪れも稀。ポスター掲示板は候補者2人だけ―など、候補者の顔が見えない選挙となっている。
これまでの報道、ビラ、チラシなどでは草間さんは「教育の力で平和を」、女性の活躍推進などを、選挙ポスターで金井さんは「憲法いかし県民によりそうあったか県政を」「給食費無償化を!」を、阿部さんは「『確かな暮らし』を守り抜く。」「真に『ゆたかな社会』の実現。」「信州の明るい未来を拓く!」―と訴える。
知事選は8月7日に投開票される。