〈寄稿〉ファームス木島平 道の駅の見栄え改善
顔出しパネル設置
木島平村にある道の駅「FARMUS(ファームス)木島平」。OPEN当初はたくさんのお客さんでにぎわっていましたが、現在の客足は少し遠のき気味です(新型コロナの影響もありますが)。
その原因の一つとして考えられていたのが、道の駅としての「見栄えの悪さ」。FARMUS木島平は2015年にグッドデザイン賞を受賞した実績があるものの、「道の駅に見えない」「入り口のわくわく感がない」などの問題点が指摘されていました。
これらの問題点を改善するため、FARMUS木島平では、木製遊具で子どもたちが遊べる「ウッドチップ広場」や、村民の交流を深めることが出来る「交流農園」などが設置され、その効果はてき面。客足は少しずつ回復傾向にあります。
こうした道の駅の見栄え改善に関する取り組みの一つとして、新たに村非公式マスコットキャラクター「きじまっ猪(ちょ)」をモチーフにした顔出しパネルが設置されました。「きじまっ猪」の正体は猪のゾンビです。元々は普通の猪でしたが、村特産のそばが頭に直撃し死亡。その後なんやかんやでゾンビとして蘇ります。そば程度の衝撃にも耐えられなかった己の肉体の貧弱さを悔やみ、ひたすら筋トレに励んだ結果、ムキムキの「きじマッチョ」に変身できるようになりました。
ちなみに、「きじまっ猪」のゾンビという設定には、「FARMUS木島平もゾンビのように蘇ってほしい」という願いが込められています。
今回作成した顔出しパネルのテーマはインパクト。道の駅の沿道から目に入った時に、「面白い!はめてみたい!」と思ってもらえるようなデザインを意識しました。顔出しパネルは別の自分に一瞬で変身できる魔法のようなアイテム。皆さんも道の駅FARMUS木島平できじまっ猪と一緒にポージングを決めてみてはいかがでしょうか。
〈木島平村地域おこし協力隊厚井知生〉