「山吹や庭うちにして道祖神」(石川桂郎)。しばらくの間「休業」となった、山間の温泉に続く山吹街道。地域住民が大切に育ててきた花の道である。
この地域には同じく、住民が苗を植え、管理して育てた花の道がある。ナノハナやアジサイ、ヒマワリ、コスモスなどなど。花たちが教えてくれる季節の移ろい。
あるところでは消え、あるところで生まれる花の道。永遠に続く時の流れの中で、暮らしに彩りを添えてくれる花たちに感謝。