物価高・安全保障など争点に

参院選公示・長野県区から6人

飯山市では期日前投票が前回比増

一部掲示板には政策など訴える6人の候補全員のポスターが
一部掲示板には政策など訴える6人の候補全員のポスターが

第26回参院選は先月22日公示され、県区で現職1人、新人5人が立候補を届け出た。全国的に暮らしに切実な物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻、中国の南・東シナ海進出で切実性を帯びる安全保障政策、憲法改定―などが争点とされ、実質的に岸田政権への審判となる国政選挙。

県区では日本維新の会新人の手塚大輔さん(39)=党県総支部代表。会社役員。松本市=、自民党新人の松山三四六さん(52)=党県区第3支部長。タレント。長野市=、立憲民主党現職の杉尾秀哉さん(64)=党県連代表代行。長野市=、無所属新人のサルサ岩渕さん(44)=ジャーナリスト。東京都世田谷区=、政治団体「参政党」新人の秋山良治さん(45)=会社役員。参政党長野選挙区支部長。岡谷市=、NHK党新人の日高千穂さん(43)=会社役員。埼玉県三郷市=の6人が出馬。

改選数が1となった2016年以降、過去3回の参院選で最多の立候補者数となったが、実質的には自・立・維3党候補を軸とする選挙戦となっている。

掲示場に張り出されるポスターは、所によって数が異なるが、手塚さんは「新しい選択!維新の挑戦!」、松山さんは「さあ共に創ろう日本の信州を」、杉尾さんは「物価高に立ち向かう」―と訴える。

公示後北信濃地域には時折遊説カーが訪れ、街頭演説する候補者の姿が見られるくらいで、一見して有権者の関心は盛り上がりに欠ける感もあるが、飯山市の期日前投票では、最初の5日間比で、前回より70人ほど多い585人が投票していることがわかった。