古刹とアジサイとフォト俳句と

高源院本堂で全日本写真連盟長野支部の写真展

高源院本堂での初の写真展で作品に見入る人の姿が…
高源院本堂での初の写真展で作品に見入る人の姿が…

「紫陽花寺」で知られる飯山市太田五荷の古刹高源院で、花の見ごろに合わせて、写真展が開かれた。全日本写真連盟長野支部によるもので、本堂廊下に展示された写真展コーナーには「フォト俳句」などもあって、訪れた人たちを楽しませた。

「風薫る秘境列車にわれ一人」「帰る子の賑わい遥か盆の明け」「去年より一歩が重い花疲れ」―。窓外にアジサイを見ながら、時折句を書き留める人の姿があった。

写真は同院前住職と幼子の、雨の日の立ち話、花と蝶、かんじきを履いたお年寄りの道踏み―など、自然と一体化した暮らしを切り取った作品も多く、寺とアジサイにマッチした雰囲気の写真展として、記憶に刻まれた。