小暑

「雲の峰 静臥の口に 飴ほそり」(石田波郷)。入道雲、雲の峰などと言うらしい。夏、高社山から沸き立つ入道雲の造形を楽しんでいる。動物にも人の顔にも見え、それがほどなく変化して消える。

先月下旬から続いた猛暑が、台風の接近とともに少し和らぎ、静かな初夏を迎えた。小暑が過ぎ、土用の入りから大暑へ。暑さの本番が待ち構える。暑さもそうだが水入りは勘弁して欲しい。風鈴が涼風に鳴り、打ち水で涼をとる、平穏な夏でありますように。