暖かな部屋に舞うモンシロチョウ
昨年11月末に畑から収穫し、家の軒下に保管しておいたキャベツを、調理の際に切ったところ、葉の間にいた青虫が羽化して蝶になり、家の中を舞っている。
そんな話を聞いた。飯山市飯山の民家。その知人が本紙に電話をくれた。その家の人が、自家栽培のキャベツを畑から獲り上げたのは昨年11月末のこと。10日ほど軒下にワラを掛けて保管。3、4日置いて夕食に使おうと葉を剥いていたら、その間に2㌢ほどの青虫がいた。
家の人は興味をもってその青虫にキャベツを与えて台所の隅で飼育。そして、今月10日ごろ、青虫が羽化し白い蝶に生まれ変わった。調べたらモンシロチョウらしい。餌に苦慮しながら箸に水やハチミツを付けて口元に寄せると、飲むように見える。
季節はまだ冬さなかだが、暖かな部屋の中で、気ままな舞いを楽しむモンシロチョウがいる。