ことし5月に倒伏した鍋倉山のブナの巨木「森太郎」。いいやまブナの森倶楽部(渡辺隆一会長)が3日、「ブナの巨人『森太郎』を送る会」を開催、参加者らが森太郎に別れを告げた。
1987年に渡辺会長が発見してから、鍋倉山の森林保全の象徴として愛されてきた『森太郎』。2000年に同倶楽部が発足して樹木医による検診などと合わせて保護活動が展開されてきた。林野庁が選定する「森の巨人たち百選」にも選ばれている。直径183㌢、樹高約25㍍、樹齢400歳以上とされる老木で、近年は衰弱が著しくなってきていた。
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