飯山市ふるさと館で「ちっちゃいもの展」

実用的とは思えない小さな土器が
実用的とは思えない小さな土器が

飯山市ふるさと館で企画展「発掘された『ちっちゃいもの』展」が開かれている。市内の遺跡から出土した、小さな土器や矢じり、装飾品などが紹介されている=写真=。

遺跡などの発掘調査では大きな出土品は「県内最大級」などと話題になる一方で、小さな出土品は注目されることも少なく、その使途もよくわからないものもあるという。今回企画展ではそういった小さな史料に焦点を当て、当時の人々の想いや暮らしぶりを考える。

企画展では縄文時代のミニチュア土器~江戸時代の「きせる」や碁石まで幅広い年代の資料を展示。中でもミニチュア土器は実用品とも思えず、儀式に使用されたものと考えられることが紹介されている。また、土製のミニチュア石皿は全国唯一の可能性もあるという。

企画展は8月20日まで続く。午前9時~午後5時まで開館し、月曜日休館。入館料は大人200円、小中学生100円(市内小中学生は無料)。問い合わせは飯山市ふるさと館(TEL:0269・67・2030)まで。