飯山市太田五束の建御名方富命彦神別神社に伝わる、天下泰平・五穀豊穣を祈願する「五束太々神楽」の保存会(伊東清隆会長)が、長野県文化財保護協会の令和5年度文化財保護功労者として表彰を受け、先月29日、伊東会長らが市長を表敬訪問し受賞を報告した。
飯水地域における同表彰は、平成7年の「黒岩山のチョウの保護」、同23年の「小菅柱松保存会」などが受賞している。
古面など史料では、室町時代ごろから行われていた―と思われる五束の太々神楽。江戸期の飯山城主の参詣の記録が残る。明治になって民間に神楽が委ねられ...