飯山市戸狩小・退職の校長先生に教職員一同から 全国1位の黒板アートで似顔絵のプレゼント

教員生活を象徴する黒板アートのサプライズプレゼントが
教員生活を象徴する黒板アートのサプライズプレゼントが

飯山市内各小中学校で卒業式が行われた16日、戸狩小学校では、卒業生とともに学校を去る村松直昭校長(飯山上倉)に「黒板アート」のサプライズプレゼントが贈られた。

38年の教員生活を経て、ことし定年退職となる村松先生。これまで、社会科を中心に10校以上で教鞭をとってきており、戸狩小には25年前にも一度、一般教員として勤めた。4年前に校長となって同校へ戻ってきた時は「校舎が当時のまま変わっていないことにびっくりした」―と振り返る。「子どもたちが、自ら進んで学んでくれるよう努めてきた」―。

今回のサプライズプレゼントは、38年の教員生活の思い出になるように―と、丸山大教頭を始め同校教職員26人が企画。黒板アートの全国1位にもなった松本市エクセラン高校の美術家黒板アート班に依頼し、小型の黒板を送って描いてもらった。村松先生の似顔絵と、地元飯山の四季の自然がチョークで巧みに表現されている=写真中央=。

村松先生は「突然のことでびっくり。教員生活に密接に関わった黒板の贈り物で感激している」と驚きながらも、満面の笑みを浮かべていた。この黒板アートはこの後、クリア塗装された後、村松先生の手に渡った。