全国から臨済宗14派の僧侶が

正受庵で正受老人300年遠諱報恩大接心

臨済宗14派の僧による正受老人300年遠諱法要
臨済宗14派の僧による正受老人300年遠諱法要

正受老人三百年遠諱報恩大接心は1日から4日までの日程で、飯山市の正受庵で行われた。2020年が三百年遠諱の年だったが、コロナ禍で出来ず、2年送りで今回行われた。

接心はその名の通り、正受老人の心に接し、自分を見つめるための修行で、今回、臨済宗14派の全国の寺から20人の僧侶が集まり、4日間にわたり座禅や作務、托鉢など修行に没頭した。この間、飯山市街地では「法」を唱えて歩く、10数人の托鉢僧の姿が見られ、所々で喜捨する住民と、これをていねいに拝戴する僧の姿が見られた。

また、4日には正受庵本堂で、正受老人三百年遠諱法要が営まれ、周囲の叢林に厳かな読経の声が響いた。