〈飯山市長選〉新家智裕さん・江沢岸生さんが政策発表

[新家智裕さん]「もっともっと元気で、未来に希望や夢がかなえられるような市政をつくっていきたい」と冒頭にあいさつ。

▽未来を築く子どもたちへの支援として、ふるさと納税の基金などを視野に、長期的な財政展望に基づいた給食費の無料化を図る▽安全安心な暮らしの確保に向けて、庁内にインフラ事業推進室を設け、国県への防・減災事業の推進働きかけ、老朽化している消融雪施設の更新などと取り組む―ことを強調した。

また▽産業振興・地域企業を元気に(旧城南中跡地活用による産業、雇用の創出など)▽2028国体に向けたカヌー・スキーの振興▽市民と健康をつなぐ(大学などと連携し、市民の健康増進と医療体制の整備支援など)―など政策を語り、「市民の声を聞き、現場主義を貫く」とし、市内107区での住民懇談会の開催を表明した。

[江沢岸生さん]「社会動態人口増への転換のために市民生活の向上と産業振興、雇用拡大を目標とする」を政策目標に掲げる。

市長就任後直ちに取り組む政策を第1弾として同日明らかにした。①経済情勢の変化に対応して、世帯や事業者が困らないよう迅速に手を打つ②除雪困難世帯対策③地域おこし対策④集落支援⑤農村RMO推進―。今後順次政策発表する。「除雪困難世帯への支援充実」では、冬期間雇用する専任の特別職員を配置する「雪害救助隊」の設立などを、地域おこし対策では、地域おこし協力隊員を60人以上に増やし、地域の農業・観光・商業・福祉業の活性化を図り、転入人口増を目指す。農村RMO(地域コミュニティ機能を維持、強化するための地域運営組織)を推進し、地域で支え合うむらづくり推進、集落支援員配置―など、政策第1弾の概要を明らかにした。