飯山市飯山神明町の大聖寺で4日、開基450年記念講演が行われ、同寺を菩提寺とする飯山藩主、佐久間三代の歴史などをテーマに研究者らが話した。
同寺の寺歴によると安土桃山時代の元亀元(1570)年、木曽義仲の臣、今井兼平の子孫、今井内記が父の菩提を弔うため、飯笠山の北に一宇を建立し常葉山前松寺として開基された。開祖は旧豊田村永江の天正寺二世。
天正年間に有尾の山根に移転し、さらに慶長15(1610)年に飯山城主として入部した堀丹後守直寄が現地に移して韶陽山大聖寺と改め、寺領を与えて菩提寺とした...