木島平村馬曲温泉 「㈱BJ」を優先交渉権者に

木島平村は先月28日、「馬曲温泉」について、新たな運営事業者として多業種店舗の経営受託・運営代行を手がける「株式会社BJ」(徳安素一郎代表取締役社長・長野市東和田)を優先交渉権者とすると発表した。運営予定事業者として交渉を始める。

同村では当初、馬曲温泉について売却の方針だったが、揚湯・給湯ポンプなど施設の老朽化が進み、改修などには多額な投資が必要なことから、無償貸し付けとすることを決めた。ポンプは村が改修する。今後、BJと施設の貸し付け等の契約を締結する。貸し付け期間は契約締結時から20年間。

馬曲温泉について村は昨年、運営事業者を公募したが決まらず、一時休業とし、公募プロポーザルで再公募していた。

村は応募4社のうち、グループ社が長野市内で日帰り温泉施設などを運営するBJを、優先交渉権者に選定した。馬曲温泉は来年4月の営業再開を目指すという。