千曲川河畔納涼花火大会 昨年上回る人出で賑わう

ことし新たに設けられた木島堤防の有料観覧席から花火を鑑賞する人たち
ことし新たに設けられた木島堤防の有料観覧席から花火を鑑賞する人たち

豪雨禍、コロナ禍で中止が続いた後、昨年、3年ぶりに開催された千曲川河畔納涼花火大会。ことし、会場のコンパクト化で花火の打ち上げ場所を変更し、千曲川右岸堤防に有料観覧席を設けるなどして14日、開催された。

折から台風7号の接近で、強風の影響が心配されたが、花火打ち上げ時刻の午後8時時点の風速は4㍍(気象庁アメダス)。花火は特大スターマイン、大スターマイン各3発を始め約2000発。

毎回人気の記念市民花火は、コロナ禍以前より多い23発が提供された。孫の健やかな成長を祈る祖父母、友人の結婚を祝う仲間、祖父母の金婚・長寿を祝い、願う家族からのものや、起業や会社の周年記念の新たな決意を込めたもの、家族の闘病支援や自らの闘病・完治の決意―など様々な祈りが込められていた。

今回花火の打ち上げ場所が変わったことで、観覧者の流れが変わり、市街地中・南部などでは路傍で、街角で、また、自宅などから花火を楽しむ人の姿が見られた。

実行委員会調べでは今回花火大会の人出は約3万2000人で、前回を約6000人上回った。飯山市のふるさと納税返礼品としての有料観覧席提供は1件、花火の提供はなかった。