木島平村天然寺 御開帳に向け公開講演会
来年4月28日から5月5日までの実施要項の概要が決まった、北信濃7年に1度の盛儀、木島平村天然寺「北向厄除観音御開帳」。
江戸時代から続く盛儀の主役、北向観音像などについて学び、理解を深めることで、御開帳に向けた機運を高めたいと7日、実行委員会(尾澤正功委員長)主催の公開講演会が天然寺で行われた。
「北向観音像の由来について」、村ふるさと資料館長の郷土史研究家、樋口和雄さんが話した。講演では「厄除千手観音影絵」、北向観音堂・常楽寺の写真が史料として配られ、大悲殿の北向厄除観音尊像、徳川家康公の御持仏、千手観音菩薩像を中心に解説、説明された。
天然寺の案内書に記される由緒、由来をたどる講演では、史実との整合性にも言及され、由来の時代背景も浮き彫りにされた。講演は同日回を前編とし、秋にも後編が検討される。