下高井農林高・観光ツアー企画 民話「上堰物語」を訪ねて

語りの練習に励む高校生たち
語りの練習に励む高校生たち

下高井農林高校生徒たちが企画・運営する観光ツアー「民話上堰物語を訪ねて」が11月3日、実施される。現在参加者を募集している。

同校地域資源活用コースの生徒たちによる2年目の観光ツアー。ことしは、村の米作りの原点を、民話「上堰物語」から再確認する。上堰物語は口伝により語り継がれている民話で、堰掘りの妙手・青木庄八と村民らによる堰開削の奮闘が描かれている。今回、3年生の藤澤りりかさんと佐々木彩夏さんは、村内在住の語り部から指導を受け、語りを練習。ツアー当日、ツアー用に短く編集された「上堰物語」を語る。「感情を込めてゆっくり話せるようにしたい」―などと、練習に励んでいる。

ツアーでは郷土史家の樋口和雄さんによる講演と、生徒による民話の語りで歴史を学んだ後、樽滝から円筒分水まで続く上堰を辿り、米作りの歴史を振り返る。

参加費は無料で、定員は20人。定員になり次第締め切る。参加申し込みや問い合わせは同校中村泰久先生(TEL82・3115)まで。