飯山祇園祭 3年ぶり お天王さんが姿

北信濃路に夏の訪れ告げて

3年ぶりにお旅舎へのお天王さん出御して
3年ぶりにお旅舎へのお天王さん出御して

戦国時代末期、上杉謙信治世下の時代から430年余の伝統がある大神輿(みこし・お天王さん)。コロナ禍でここ2年、飯山祗園祭にも姿を見せなかったお天王さんが9日、3年ぶりに飯笠山神社を出御、本町ぶらり広場のお旅舎に姿を現した。

天正10(1582)年、飯山城代となった謙信家臣の岩井信能が、当時柳原南条にあった天王社の神輿を、飯山城内に担ぎ込ませたのが始まりとされる飯山祇園神輿。当時、飯山藩士が祭礼奉行を務め、その日だけ城下町民が神輿に従って、城内に入ることが許されたという伝承がある。

北...

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