TOP - 過去掲載記事 - 2018年06月16日号

6月16日号掲載記事
 
◆次世代に森残す責務が - 北信州森林祭<野沢温泉村>
 9日、野沢温泉村の野沢温泉スパリーナとオリンピックスポーツパークを会場に、平成30年度北信州森林祭が開催された。

北信地域の健全な森林づくりと緑豊かな環境整備を進め、うるおいのある郷土づくりを推進するために、毎年北信6市町村持ち回りで行われているもの。同日は各市町村、議会、みどりの少年団など400人を超える参加者があった。

 式典で開催地野沢温泉村の富井俊雄村長は「長野県は海の無い県で、森に生まれ、育てられたことを忘れてはいけない。きょうの出席者一人ひとりが次世代に森を残していくための責務を負い、森を守る主役にならないといけない」と述べた。表彰では野沢温泉村の地縁団体野沢組に、毎年森林の境界確認を実施して森林の適正な管理及び保全に努めるとともに「道祖神まつり」に地域の木材を提供し、木材の文化的利活用の促進及び森林整備の推進に貢献している―として北信州林業賞が贈られた。

野沢温泉小学校みどりの少年団の活動報告発表では、花の植栽作業やシイタケの植菌作業の取り組みが紹介され、花の植栽作業では「そこを通りかかった人が笑顔になる良い活動ができたと思う」などの感想が聞かれた。

 式典後、オリンピックスポーツパークにオオヤマザクラが植樹され、栄村産のスギを原料にしたチップが敷き詰められた。作業に参加した栄村みどりの少年団の宇佐美千晴さんは「この場所にきれいなサクラがたくさん咲いてほしい」と話し、関谷煌さんは「木の根元付近にチップを多く入れてしまうと、隙間から虫が入って腐ってしまう―という、知らなかったことを学べて良かった」と、感想を述べた。
 
◆繰り返し学ぶことが大切 - 水防訓練で工法を実践<飯山市>
 梅雨入りし、本格的な出水期を迎えるにあたり、水防技術の向上及び水防体制の強化を図るとともに、水防の重要性に認識を高めることを目的に10日、平成30年度飯山市水防訓練が実施された。

中央橋上流左岸の河川敷Cグラウンド西側堤防で行われた訓練には飯山市消防団、赤十字奉仕団、天神堂・下木島・坂井各地区の水防団、建設業協会、岳北消防本部など約300人が参加。訓練に先立ち足立正則市長は「近年、予想もつかない自然災害が発生している。

河川整備として掘削や堤防の工事なども行っているがハードだけではカバーしきれない部分もある。災害の際にはスピーディーな対応が重要になってくると思うのできょうは技術向上に努め市民の安全・安心につながるよう頑張ってほしい」と話し、明石洋一消防団長は「毎年行われている水防訓練は同じことを繰り返しているが、これはとても大切なことで、自分の手と足を使って確認をする訓練だということを認識してほしい。実際に災害が発生した時に理屈ではなく、どうすればいいかの確認をして訓練を終えてほしい」と参加者を激励した。

 訓練では千曲川上流での雨により、徐々に増水する中で本部長司令が順を追って発令され、工法実施に向けた水防資材の準備では、建設業協会のトラックが運んで来た砂を袋に詰めて結束し、土のうを作る作業が行われた。また、消防団が出動して『改良積土のう工』『月の輪工』などの工法実施訓練や、作業中の負傷者への救護隊による処置、負傷者の増加による、日赤奉仕団の救護応援訓練などが行われた。
 
◆生きる - 北信濃風物詩<連載>
 野の草花の生命力というか、したたかさを知らされることがある。

アスファルトやコンクリート舗装の隙間から、石垣の間から這い出る草花である。

一時「根性〇〇」と、ブームにさえなったが、しょせんはブームでしかなかった。

 震災被災地の今を伝えるテレビ番組で、今も空いたままの住宅の庭に生い茂る雑草を見ると、本来の主の何たるかを知る。

 先人たちは寛容だった、というか、自然と同居する度量を、石垣に生きている草花に知る。
 
◆スキー場に飛翔も卵も - 北信濃・オオルリシジミ親子観察会<飯山市>
ことしで7回目となる「北信濃・オオルリシジミ親子観察会」が10日、戸狩温泉スキー場のゲレンデで開かれた。

2004年に飯山市で奇跡的に生息が確認された絶滅危惧種、オオルリシジミを保護しよう―と発足した「北信濃の里山を保存活用する会」(井田秀行会長)の主催。繁殖地を広げよう―と、同会ではスキー場ゲレンデなどに食草クララを植え、繁殖させた飯山産オオルリシジミの蛹を放している。ことしは4月下旬に60頭の蛹を放った。

同日、約20人が参加した観察会では、クララの植栽地までの道中にヒメシジミチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ウラナミジャノメなど、多彩なチョウが見られ、熱心に観察記録をとる人の姿も。

 ことしはクララ植栽地を拡大しよう―と、新たに21株のクララが植えられた。

 クララ植栽地では数頭のオオルリシジミが見られ、昨年植えられたクララの花芽にはその卵も確認された。ことし初めて参加したという飯山市常盤の女性は「初めて(オオルリシジミを)見たが、羽色がきれいで可愛い。地元の方の努力のおかげで見られたことはありがたい」と話した。
 
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