TOP - 過去掲載記事 - 2015年03月21日号

3月21日号掲載記事
 
◆新幹線開業の喜び 駅一帯にあふれて - 市長合図で見送り、拍手で迎えて<飯山市>
 〔開業記念出発式〕
 同日午前6時11分、東京行き1番列車「はくたか552号」は金沢を発車。1時間15分後、みゆき野吹奏楽団の、唱歌「故郷」と「あの日のまんま」のアレンジ曲などの演奏に迎えられて飯山駅に到着した。同駅11番ホームでは同日、午前7時から国土交通省・東日本旅客鉄道滑ヨ係者、信越自然郷9市町村長、国会・県会議員らが出席して、出発式が行われた。澤本尚志東日本旅客鉄道鰹務取締役は「建設着工から17年を経て、きょう開業を迎えることができた。北陸新幹線は首都圏、北陸・関西圏の地区間交流から、沿線一帯の発展に寄与することは間違いない。この地にはスノーリゾート、温泉など多くの資源があり、1人でも多くのお客様にきてもらえるような施策が期待される」と、あいさつした。
 その後、午前7時27分、1日駅長を務めた飯山市の足立正則市長が、駅長の制服姿で細野修駅長とともに、発車の合図を行い、列車を見送った。

 〔東京からの1番列車到着・歓迎式〕
午前8時から、駅2階コンコースで行われ、足立市長は「北陸新幹線がきょう開業した。住民、沿線自治体の熱心な運動の成果で、心から感謝したい。長い道のりだったが、それだけに、きょうの開業がうれしい。豊かな自然を活かし、多くの人たちをお迎えして発展につなげて行きたい」と、あいさつした。

 長野駅でのセレモニーから急きょ駆け付けた阿部守一知事は「北陸新幹線の開業は、県全体の喜びだ。が、(新幹線が)できただけではダメで、これをどう活用していくかが課題となる。資源を活かして、大勢の人にきてもらう、地域発展の起爆剤として新幹線を活用したい」と、祝辞を述べた。

 コンコースでは飯山市城北・城南中学校吹奏楽部の合同演奏、近隣市町村長らによるテープカットなども行われ、乗降客や見学に訪れていた住民らでにぎわった。

 足立市長、阿部知事、小坂憲次参院議員らはその後、新幹線12番ホームで東京からの1番列車「はくたか551」からの降車客を握手や拍手などで出迎え、「ふるさと飯山会」の約30人などを歓迎した。
 
◆開業イベント多彩に - 合唱祭・ハシゴ乗り・神輿練りetc…<飯山市>
 14日、地域住民の長年の夢でもあった北陸新幹線飯山駅が開業し、飯山観光交流センターや駅周辺では、開業を祝う多くのイベントが行われた。

 市民歓迎合唱イベントでは、幼稚園・保育園児、小学生、一般市民が2階展望スペースで、飯山駅に降り立った観光客らを歌声で歓迎。駅舎1階では斑尾ジャズに参加するグループが演奏を行った。千曲川口広場では、振る舞いや地産特産品の販売などが行われ、飯山小学校6年1組が取り組んできた、駅弁づくりの成果として販売した、みゆきポークを使ったカツ丼「みゆき野BIG3」は、販売開始数分で売り切れとなる盛況ぶりだった。

 飯山市消防団第一分団梯子隊による梯子のぼりでは『火の用心』と「祝開業」をPR。愛宕町の愛宕睦らによる神輿渡御では2基の神輿が駅周辺を練り歩き、からす踊り保存会のメンバーが特設ステージで踊りを披露した。

 また、会場内には「咲かせよう菜の花プロジェクト」で、地域住民や学校などが開業に合わせて開花するように育てた菜の花のプランターが置かれ、ひと足早い春の北信濃を演出した。
《飯山駅前は市民らで賑わいをみせた》
《地域住民や小中学校で育てられた菜の花も開業を祝福》
 
◆輝いて - 北信濃風物詩<連載>
 卒業シーズンたけなわの候。

別れとも、旅立ちとも形容される卒業式だが、近年は流行の歌があって、感動が演出されるものが多くなったと聞いた。

 卒業式といえば、やはり根底にあるのは「感謝」「夢」か。

何年かぶりに卒業のセレモニーを垣間見て、子どもたちがもつ可能性の輝きがまぶしかった。

とにかく元気で、夢に向かっていってほしい。
 
◆「さかえむら3・12」の文字ことしも - 灯明まつり<栄村>
 2011年3月11日に発生した東日本大地震の翌12日未明、栄村を襲った震度6強の長野県北部地震から4年。ことしも栄村で灯明まつりが開催され、被災者・復興への祈りが捧げられた。

 災害関連死3人。住宅の被害は全壊33棟を含め、半壊や一部損壊合わせて、秋山郷を除く村内全戸の93%が被災し、農地や農業用施設、畜産・菌茸施設、農林業共同利用施設、道路、上下水道、村営住宅など約44億円の被害が出た同村。

 ことしで4回目のイベントは森宮野原駅前の広場で行われた。商工会メンバーや振興公社職員、ボランティアらは、今月に入ってから連日作業と取り組み、JRの日本最高積雪地点標示とほぼ同じ高さの、8b近い雪山や雪灯篭作りに汗を流した。

 イベントでは最初に参加者全員で、震災犠牲者、被災者に黙とうを捧げ、その後、村の31集落に見立てたキャンドルなどに村の子どもたちが明かりを灯していき、薄暗くなった会場に「さかえむら 3・12」の文字が鮮やかに浮かび上がった=写真=。

 そして、元気を出して頑張ろう―と、参加者全員で村歌の合唱と、村民体操を行った。

 また、地震発生直後から栄村の支援活動に取り組んできた津南町の「Wa」のメンバーらが、両町村の野菜などを使ったとん汁や、うどんなどを参加者に振る舞った。

 復興支援機構「結い」事務局の相澤博文さんは「当時ボランティアで来てくれた人たちで、きょうイベントに合わせて来てくれた人もいて、住民との再会を喜んだり、思い出話をしたりする姿を見て、こういった機会は大事で、今後も続けていけるといい」と話した。
 
 【その他のニュース】
■自然体験の情報を発信 - アクティビティセンター、駅なか商店街もオープン
【道しるべ】 - 新幹線効果の創出こそ
■新幹線飯山駅を玄関口に - 野沢温泉ライナー出発式、戸狩温泉スキー場臨時シャトル便も
■隔世の感の故郷駅で - 国民学校入学から70年の同窓会、新幹線利用して
■まち再生と芸術の融合 - 「林檎の壁画」完成イベント
■交通利便化は犯罪利便化? - 飯山署などが駅開業でPR活動
【ほっこり】新幹線の写真撮り続けて開業を見届けて終止符を
■常盤ってどんなところ? - 常盤小6年生聞き取りで「常盤の今」冊子に
■将来に生きる交流を - 深セン訪問で市長に決意表明
■高校生モデルのファッションショー - 開業イベントで文化服装学院
■「飯山から金沢へ」 - 北陸新幹線飯山駅開業記念写真展ふるさと館で
■ジオパーク推進係を新設 - 栄村人事異動
■来月5日、森の家で歩くスキー&雪上ウォーク2015
【北陸新幹線飯山駅開業記念特集】
【アルペン・ジャンプ・クロス各スキー大会結果】
◇奥信濃今昔ばなし - 首流れE
◇北信濃歌壇
 ◇飯山市公民館短歌会2月詠草
 ◇白珠短歌会3月詠草
◇ふりむいた人
◇今週のスポーツ
◇伝言板
◇らくがき

TOP - 過去掲載記事 - 2015年03月21日号