TOP - 過去掲載記事 - 2013年03月16日号

3月16日号掲載記事
 
◆「あの日」から2年、灯明に復興への祈り込め - 「結い」などが主催し灯明まつり<栄村>
 平成23年3月12日、栄村が震度6強の地震に襲われてから2年を迎えた同じ12日、JR飯山線森宮野原駅前で、復興への祈りを込めた火をともす「灯明まつり」が行われた。


地震被害は甚大で、災害関連死3人を始め、住家は秋山郷を除くと97%にあたる694棟(全壊33棟、半壊169棟)が被災。農業関連では被害額が約14億6千万円、畜産・菌茸関係は約8億2千万円となっている。

 同日夕、JR飯山線森宮野原駅前では、灯明まつりが行われ、ボランティアや地域住民が作った26の雪灯篭や、商店街に並べられた手作りの灯篭に、復興の祈りを込めた火が灯された。イベントは村の復興支援機構「結い」と長野市の(特活)ホットラインながのが主催したもの。1週間ほど前から、ボランティアなどの手によってかまくら造りなどが進められてきた。午後6時になると駅駐車場脇に作られた巨大な雪山に、約400本のキャンドルが住民やボランティアの手によって並べられ「3・12」の文字が浮かび上がった。

 また、会場ではボランティアでこれまでにも同村を訪れている伊那市の田楽座のメンバーが、獅子舞いや太鼓演奏などを披露し、楽しそうに一緒に踊る村民の姿が。この他に煮込みうどんや飯山市のナルク飯山のメンバーによる甘酒などの振る舞いも。

 「結い」の相澤博文さんは「2年目を振り返ると人出が少なくなって辛いと思ったこともあったがやりがいも感じた1年だった。目に見える復興はだいぶ進んだが、心のケアを始めとする支援は、これからも必要だと思っているので取り組んでいきたい」と話した。
 
◆日本型「和」のリゾート - 観光振興審議会が観光振興指針を答申<野沢温泉村>
 野沢温泉村観光振興審議会(森行成会長)は11日、「日本型『和』のリゾート」を目指す、「温泉とスキーのふるさと 信州・野沢温泉村観光振興指針」を、富井村長に答申した。

 答申に当たって森会長は「北陸新幹線の延伸を前提として、野沢温泉がどう対応すべきか―、村長から諮問をいただいた。今回審議の総論として指針をまとめたものだが、観光業界の思い切った転換を促す内容になっている」と話し、村長に指針書を手渡した。

 指針が目標とする将来像は―豊かな自然と悠久の歴史文化に彩られた豊穣の大地〜野沢温泉村。「住んでよし、訪れてよし」。次世代につながる日本型「和」のリゾート。千客万来型の観光から、「一客再来型」へ。拡大戦略から品質重視の「成熟戦略」へ。ビッグからスモール(コンパクト)へ。そして、奪い合う経済戦争から「絆と分かち合い」への転換。人と人との絆こそ「和」の真髄―。

 基本理念として▽野沢温泉ブランドの構築▽連泊・滞在型観光地の魅力づくりと商品化計画▽広域観光と新幹線対応の構築▽戦略的な情報発信体制の構築▽「食」へのこだわりと地産地消体制の構築▽持続可能な推進体制の構築▽おもてなし向上運動の推進―を掲げる。また、指針達成の数値目標を設定し▽量的目標=観光客数・宿泊数プラス3〜5%/年▽質的目標=顧客満足度の向上(85点以上)―とした。

 富井村長は「私の思うところと重なっている提言をいただいた。歩いて楽しい、暮らしに必要な全ての施設が、歩いていける範囲にある、コンパクトシティーの整備を期したい」と、話した。指針の中では従来型観光と、野沢温泉が目指すリゾート構想の差異について▽従来型 =通過・リゾート構想 =滞在▽1泊宴会・連泊▽団体・夫婦、ファミリー▽歓楽地・生活文化▽金消費・時間消費▽非日常・異日常▽単一魅力・複合魅力▽パッケージ・オプション▽主役はプロ・主役は地域住民―と、対比している。
 
◆水辺の春 - 北信濃風物詩<連載>
 春は水辺からという。

除雪で積み上げられた雪の壁を登り、全容を見渡した池。

まだ一面、白く覆われた池だが、岸辺に近く、水面が顔をのぞかせていた。

それに続く雪原は、わずかずつでも黒ずみ、雪解けが確かに進んでいることを教えてくれる。

冬の世界にわずかに芽生えた春のきざし。

天気予報の雪だるまが気にならなくなった。 
 
◆「伝統的技法」伝えたい - 飯岳高等職業訓練校で技能照査・期末考査<飯山市>
 飯岳高等職業訓練校(瀧澤隆美校長)の、平成24年度木造建築科技能照査及び期末考査は7・8の両日、同校で行われた。

 同校は今年度、建築施工系木造建築科に1年生3人、2年生1人、3年生3人の合わせて7人が学んでいる。近年、公共事業を含めて、建築需要が大きく落ち込み、特に住宅については需要減に加えて、大手ハウスメーカーの進出で、地元建築業界にとっては、リフォーム対応が増加する、厳しい環境が常態化している。

 技能照査・期末考査では▽製図▽学科▽実技―試験が行われ、8日には全生徒が分室実習室で、踏み台の制作や追掛け大栓継ぎ、隅組手ホゾ、カマ継ぎ、アリ落とし―など課題と取り組んだ。

 瀧澤校長の話では近年、工場で資材を形状や寸法に合わせて工作するシステムが普及しているが、機械ではできない複雑な工法もあり、後継者確保、伝統的技法の伝承が業界全体の課題となっているという。
 
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