TOP - 過去掲載記事 - 2013年03月09日号

3月9日号掲載記事
 
◆100年後の子どもたちに残したい - 栄小学校で友情の人形を迎える会<栄村>
 日米友好を願う「友情の人形」が栄小学校に贈られ、4日、「友情の人形を迎える会」が開かれた=写真=。

 この「友情の人形」は昭和の初め、日米の関係悪化に心を痛めていたシドニー・ギューリック博士が友好の証として、約1万2000体の人形を日本全国の子どもたちに贈ったことに端を発する。太平洋戦争中、敵国の人形としてその多くは処分されてしまったが「人形に罪はない」と偲びなく思った人たちにより隠匿され、300体ほどが現存、この地域でも東小学校、泉台小学校などに残されている。

 迎える会では、博士の遺志を継いだ孫のデニー・ギューリックさんから贈られた人形「メーガン」ちゃんが、デニーさんと親交のある山嵜直樹さんを介して栄小学校に届けられ、全校児童に披露された。山嵜さんは「メーガンちゃんはまだ日本語がよくわからないので、日本語や英語で話しかけて、色々と教えて上げて欲しい」と話した。

 また、同小4年生の、岳北地域にある「友情の人形」に関する学習成果の発表も行われ、泉台小学校や野沢温泉小学校などを児童が訪問し、人形について学び、交流した様子がレポートされた。

 最後に、高野辰之が作詞した「人形を迎える歌」を全校で合唱し、メーガンちゃんを歓迎した。

 栄小では1月にもアメリカの小学校から手紙と絵本を添えた1体の人形が届けられており「バージニアちゃん」と名付けられた。

 これはデニーさんの仲介で、バージニア州・ランドルフ小学校から栄小に交流の提案があり、電子メールなどを通じて親交を深め、県北部地震での被災状況なども伝えてきた、栄小の真嶋朋子先生が窓口になって、来日が実現したもの。

 渡辺要範校長は「大きな、重い意味のある人形で、栄小学校の宝物となるもの。100年後の子どもたちにも残せるように大事にしていってほしい」と話した。メーガンちゃんは児童の登校中は玄関ホールに置かれ、下校時に校長室に保管されるという。
 
◆冬のハウス栽培にも - 廃材燃料の暖房機実演会<飯山市>
 地球環境の保全に加えて、東日本大震災で自然エネルギーの開発が急務と認識され、今また円安による石油類の高騰が、暮らしを直撃する中で1日、飯山市常盤柳新田のビニールハウスで、廃材を燃料とする暖房機の実演会が行われた。

 同所のビニールハウスで、オータムポエムを栽培している柳ファーム(滝沢詔夫代表)が、須坂市の半導体電子部品・精密プレス金型・プレス部品メーカー「潟Vンエイ」(橋本達男代表取締役)の協力で開いた。木質チップ燃焼装置は木造の建築廃材や、果樹・庭木などの剪定枝などをチップ化し、燃料とするもの。

 二酸化炭素は発生するものの、それは元々大気中から取り込まれたもので、大気中の二酸化炭素濃度を高めるものではなく、環境に優しい。東日本大震災で注目度が高まる自然エネルギーの1つ、木質バイオマスエネルギー活用機器でもある。

 また、原料は地域から潤沢に調達でき、安価なことから、石油類に代わる燃料として、注目されている。

 同ファームでは暖房機を導入して2年目。オータムポエムの栽培に大きな成果を上げているという。

 実演会には地元を中心に園芸・花卉・野菜農家などの約20人が参加、木材チップの投入から燃焼調整など全て自動の機器やシステムの説明を聞き、汗ばむほどの暖房効果を実感していた。滝沢さんは「環境に優しく、原料は地元で安価に調達できる自然エネルギー。産業廃棄物の廃材も資源化できる。飯山ならではのシステムとして、冬の農業振興に結びつけばいい」と、話した。
 
◆春探し - 北信濃風物詩<連載>
 例年より少し早いが、例によって「春探し」に、南へ向かった。

雪はおそらく、先週初めで終息しただろう。

それでもまだ、丈余の雪に埋もれたままの地を考えれば、雪害が心配されて、春を語ることがはばかられる。

そして、田んぼの畦で見つけたフキノトウ。

1個だけだが、既にホケていた。

足元の土のぬかるみに春を感じた。
 
◆撮った写真をアニメに - 斑尾高原でみゆき野映画祭<飯山市>
 先月23日、飯山市・斑尾高原のスキー場入り口付近を会場に、5回目となる「みゆき野映画祭」が開催された。

 スノーコレクティブが主催し、北欧や日本の多様な映像観賞の機会提供をするとともに、積雪地帯で生み出された文化を紹介することで、雪国での生活を見つめ直す機会を創出、小中学生を対象に映像表現と映像発表場所運営のワーククショップを開催し、新たな自己表現方法を提案することなどを目的に行われているもの。前回と今回は東日本大震災被災地へのチャリティー映画祭として収益金で被災地巡回上映なども行っている。

 同日は、午前中から子どもたちが参加して映像ワークショップが行われ、飯山小学校の児童も参加。「写真撮影が難しかったけど楽しい写真がいっぱい撮れた」などの感想が聞かれた。撮った写真などを素材に短編アニメーション「ロッカ(Rocca)の雪渡り」が作られ、映画祭のオープニングで上映された。また、オープニングセレモニーもタイムテーブルなど全てを子どもたちが考えて、司会も務めた。

 その後、北欧や日本などの短編映画が上映され、厳しい寒さの中、来場者は、ふだん出来ない経験として興味深そうに雪のスクリーンに見入っていた。
 
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