TOP - 過去掲載記事 - 2013年01月01日号

1月1日号掲載記事
 
◆広域連携で新幹線を地域産業活性化の起爆剤に - 道しるべ<岳北>


 ―2015年春に予定されている北陸新幹線飯山駅開業まで残り2年余。この間にどこまで各市町村の観光資源の共有化を図り、観光商品の開発ができるか。飯山駅を利用する市町村が、自分たちの観光地を整備し、どこまでレベルアップできるか、問われる時だろうと思う―。

 野沢温泉村の富井俊雄村長が、村の広報紙に寄せた1文である。北陸新幹線飯山駅の開業まであと2年3カ月弱。JR飯山線飯山駅の移設・統合事業が起工し、新幹線駅の都市施設建設もいよいよ具体化する。
 駅周辺整備も進み、一帯は大きな変貌を遂げている。が、一帯の様相は確かに変わり、瀟洒(しょうしゃ)な住宅街が形成されても、公・民有地の流動化は遅々として進まない。駅周辺に進出し、ビジネス活動しようとする動きが、見えない。

 ただ、新幹線駅の存在は周辺のビジネス立地、にぎわいで価値が測れるものではない。新幹線を多くの人が利用し、飯山市内から周辺市町村・観光地で滞在してくれればいいのだ。

 ここ数年、正月号のコラムで「広域連携」を呼びかけてきた。過疎と少子高齢化が進み、国家財政の緊縮化により財源環境がさらに厳しくなる見通しの中で、小さな市町村同士が連携し、住民福祉の拡充を図る必要に迫られている。

 北信濃4市村の人口は、昨年4月時点で3万3530人。それまでの2年間に1097人減少している。各種経済指標をみると、農業産出額(平成18年値)は4市村で68億2000万円、製造品出荷額(同22年値)は539億3200万円。農業産出額は6年前の数値であり、今ではさらに落ち込んでいるはずだ。農業と並ぶ基幹産業として位置付けられる観光だが、消費額は平成22年度値で122億1450万円となっている。

 こうした、まさしく脆弱な産業基盤が、さらにジリ貧化を顕著にする中で、地域経済活性化にも向けて為政者の誰もが必ず言う「広域連携」だが、実際に何を、どう連携してきたのか。成果は言うに及ばず、連携の実態さえ見えない。

 今、その非、怠惰を責めても建設的ではない。それよりも、広域圏市町村がそれぞれ、新幹線飯山駅をどう活用していくか―を考えることで、連携が形作られていくのではないか―と、期待している。

 改めて提言したい。新幹線飯山駅を多くの人たちに利用してもらい、広域圏内での滞在を誘って、この地ならではの魅力を体感してもらうことに連携できないか? 

 それは観光の域に留まるものではない。日本一美味しい米の産地という、誇りある農の営みから生まれる滋味豊かな食材と、自然と暮らしに育まれた、伝統の、そして、知性と創意に満ちた食の提供。北陸にも劣らぬ、小奇麗で清遊に心身が満たされる本物の温泉。「下手でいい」と心のつぶやきを描く絵手紙は、全国に仲間の輪を広げる。

 伝統の祭事や村祭り、雁木のある寺町の風情、郷愁に涙する創作人形との出会いや、初めての人にさえ懐かしさをかきたてる棚田や千曲川。伝統的工芸品も、IT機器の組み立て体験だって、価値ある資源である。

 新幹線飯山駅を有効に活用し、より多くの人たちをこの地に誘うことに、それぞれ創意を凝らすこともまた、広域連携ではないか。新幹線は決して一発逆転満塁ホームランではないけれど、地域経済活性化の起爆剤として、活用できればいい。「2015年春」は近い。
 
◆スキーや雪遊びの楽しさを! - 県スキー場統一オープンイベント<野沢温泉村>
 先月22日、野沢温泉スキー場で長野県スキー場統一オープンイベントが開催された。

「スノーリゾート信州」プロモーション委員会が主催した。同委員会は長野県スキー発祥100周年という大きな節目を契機とし、県内のスキー振興に携わる関係者が一堂に会して、県内スキー場の利用者拡大に向けた取り組みを行うとともに、

 次の100年に向けた、スキーを中心とするスノーリゾートとしての振興を図ることを目的に、平成23年9月に組織されたもの。

 同スキー場長坂ゴンドラ山頂駅前のやまびこゲレンデで行われたオープニングセレモニーでは、最初にスキー100年の歴史を振り返るデモンストレーション滑降が行われ、当時の服装をまとった野沢温泉スキークラブのメンバーが、一本杖スキーなどで当時のスキー滑走法を再現し、河野博明社長が、観客に解説した。

 その後、県の観光キャラクター「アルクマ」を先頭に、野沢温泉スキー場の「ナスキー」、戸狩温泉スキー場の「とが坊」といったマスコットキャラクターが滑り下りてくると、そのキレのある滑り(?)^nに観客からは驚きの声が上がった。 

 また、今冬でスキー伝来101年目となることから、野沢温泉村の子どもたち101人が、一斉にゲレンデを滑り下りた。そして、観客を前に、野沢温泉中学校3年の森聖貴さんと佐藤壮馬さんが「僕たち・私たちは、スノーリゾート信州の新世紀の担い手として、信州の未来に向けて、スキーや雪遊びの楽しさを広く伝えていきます」と、スキー発祥101年新世紀宣言を行った。

 デモ滑走とセレモニーに出席した加藤さゆり県副知事は「県内のスキー場が続々とオープンしているがこの素晴らしい景観、パウダースノーを家族連れなど多くの人に楽しんでほしい」と、あいさつした。
同日は、この後バイアスロン鍋や酒の振る舞い、県内スキー場のリフト券やスキー用品が当たる抽選会なども行われ、多くのスキー客らがイベントを楽しんだ。
 
◆担雪僧 - 北信濃風物詩<連載>
 クリスマスイブを前に、今季2度目のドカ雪がきた。

未明の除雪ブルの轟音で雪の多寡がわかるが、はたして膝上まであった。

 これでスキー場もしばらくはもつか。

とにかく、ひと安心だが、このドカ雪、どうしてくれよう。

切れ間の無い雪こそ除雪の張り合いが無い。

雪を担いで歩く雲水に、雪の重みを実感する。
 
◆誕生日を祝い合って - 創作カレンダー全戸に・北原区<飯山市>
 飯山市瑞穂北原区のふるさと暮らし支援委員会(小林栄一委員長)はこのほど、日ごろから声を掛け合う、仲の良い地域をつくろう―と、区民全員の誕生日を記入したカレンダーを作り、23日、配布した。

 地域の人間関係が希薄になり、近所づき合いも少なくなった―といわれる昨今、1人暮らし世帯の安否確認や、お年寄りを悪質な訪問販売などから守る対応にも迫られていることから、区民同士が誕生日を祝い合えるコミュニティーを―というのが主旨。

 とはいっても、個人情報、プライバシーの保護が叫ばれる時代、同委員会ではカレンダー企画の主旨を全戸に説明し、理解を得た。

 「ふるさとカレンダー」は、79人の区民全員の誕生日を記入し、下段には季節行事、季節ごとの、また野菜の花の写真、区内の出来事、方言などを入れた。

 1歳3カ月の幼子から、最高齢89歳のお年寄りまで、区民全員の誕生日が記されたカレンダーは先月23日、公民館で配布され、訪れた区民が「オラの誕生日あった」「ヤダ、歳ばれちゃうだん」など、冗談を交わしながら、カレンダーに見入っていた。
 
 【その他のニュース】
【平成25年・4市村長が決意を書に】
■来月初めにも態度表明か - 村長選へ富井野沢温泉村長
■定住自立圏形成へ協定 - 北信の6市町村人口定住に連携・協力
■安全・安心・おもてなしの心で - 戸狩温泉スキー場開き
■10%の減量目標を設定 - 飯山市廃棄物減量等推進審
■魚津市と観光交流協定 - 飯山市・観光広報、市民交流も
■栄村の「野々海の物語」語りと絵と音楽で - 楽器であそぼコンサート
■変わりゆく駅周辺この目で - 飯山ふるさと案内人が現地学習会
■「福島」に思いを馳せて - なくそう原発・21集会
■サンタさんとダンス - 栄村でチャリティーフィットネス実行委が教室
■雪国のまちに彩りを - JR飯山駅前、本町ぶらり広場でイルミネーション点灯
■匿名でペットボトルに硬貨 - 常岩の里ながみねに
【若者定住への取り組み/飯山市ii活プロジェクト】
【地産の「新エネルギー」4市村の取り組み】
【北信濃新聞・北信タイムス・須坂新聞3紙合同企画・北信濃旅して一茶是にあり】
【第6回野沢温泉フォトコンテスト入賞作品】
【第7回みゆき野の風景画展入賞作品】
【北信濃新聞・北信タイムス・須坂新聞合同お年玉プレゼント】
【飯山地名考から30年 改めて、地域史って?座談会】
【多くの力に支えられた栄村復興への軌跡】
【新幹線飯山駅開業を間近に進む施設整備、足元の活用策は?】
【忘れてはならない大切なものがまだ… 高橋まゆみ人形館ギャラリートーク】
◇ハートフルライフ
 ◇ここに生きる
 ◇よその者の目、しろうとの目 - かまくらの里
 ◇障がい者のはたらく場は今…! - ジョブコーチ支援をご存知ですか?
 ◇読者投稿
 ◇なべくら高原四季便り
 ◇わが家の仲間たち
 ◇歯科医師会緊急医当番表
◇みんなのひろば
 ◇北信濃俳壇
 ◇北信濃歌壇
 ◇つぶやき
 ◇北信濃柳壇
◇ふりむいた人
◇今週のスポーツ
◇伝言板
◇らくがき

TOP - 過去掲載記事 - 2013年01月01日号