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11月3日号掲載記事
 
◆水に浸かった畳の重さが身に沁みた - 木島で57水害を語り継ぐ集い<飯山市>
 「あの悪夢から30年 昭和57水害を語り継ぐ集い」は先月27日、飯山市木島地区活性化センターで開かれた。

 木島地区区長会の主催で、遠山隆司区長会長は「昭和57年の大水害から30年がたち、記憶も少し薄れてきている。災害に対する心の準備を新たにし、堤防に安心せず、避難場所・経路を再確認するなど、非常時への備えを強化したい」と、あいさつした。

 同日の集いには、篠原孝衆院議員、宮本衡司県議ら来賓を含めて、約150人が参加。第1部の「水害の被災体験を語る」では、当時消防団員として水防、避難誘導などに当たった佐藤嘉一さんと、畜産農家で家族同様だった牛たちを失った小林和良さんが、自らの体験をレポートした。

 佐藤さんは樽川堤防での水防作業から破堤、避難、救助活動などの様子を語る中で「水に浸かった畳の重さが身に沁みた」と、水害の重過ぎた実感を回顧。

 また、小林さんは水害が地域経済を崩壊させた―と指摘。「牛を鎖から放して高い所に避難させ、1匹1匹に『生きていてくれ』と話しかけた。残ったものは何もない。過去の経験談は通用しない。皆でもう1度よく考え、あらゆることに心を1つにして、郷土を守るにはどうしたらいいのか、考えてほしい」と、訴えた。

 集いではこの後、天神堂の市川久芳さんが、水害以来こつこつと研究・調査に取り組み、千曲川の現状に警鐘を鳴らしてきた経過を「今より安心して住めるふるさとを子孫に残す為に」と題して講演。

 市川さんはこの中で、千曲川整備計画への疑問を提起、水害発生の危険性を指摘し、懸案の湯滝浚渫(しゅんせつ)が急務なこと、専任課設置など市の防災機能・強化が促されること―など説いた。
 
◆昭和の花嫁ちょうちん行列 - 馬曲温泉開湯記念イベント<木島平村>
 木島平村の馬曲温泉で先月27日、開湯30周年を記念する「昭和の花嫁ちょうちん行列」が行われた=写真=。

 同温泉は1982年に、村おこしの一環として温泉開発が行われ、ボーリングで源泉を掘り当てたのが始まり。1988年に日帰り入浴施設が完成した。

 今回のイベントは木島平観光協会などが主催し、一般公募で参加を呼び掛けた。同日、花嫁行列を行ったのは村内在住の高木直也さん、未央さん夫妻。ことし5月に入籍したが、結婚式は来年の予定だったところに今回のイベントを知り、記念に―と、応募した。

 同日は200人を超える村民や観光客、アマチュアカメラマンらが集まり、昔ながらの花嫁行列にカメラを向ける姿が見られた。

 郷の家に着くまでの道中には、鏡割りや鬼島太鼓の演奏も行われ、花嫁行列イベントを盛り上げた。新郎の直也さんは「こんなに大勢の人が来てくれて、びっくりしていますが、なかなかできない経験をさせてもらい、良い記念になりました」と、感想を話した。翌28日には開湯30周年記念式典も行われた。
 
◆紅葉陰 - 北信濃風物詩<連載>
 「雪はやみし石段の山門の欅の空」―。

自由律俳句の先達の歌が、紅葉の影を映して、ひっそりとたたずむ。

寺町の古寺の秋。

紅葉が日ごと鮮やかさを増している。

冬囲いも始まった。

ストーブを出し、灯油タンクを満たした。

関西で木枯らしが吹いたという。

1年の総決算とばかりに、何ごともあわただしい季節である。

冬隣り。
 
◆クイズで市役所チーム逆転 - 戸狩温泉とんだいらトレイル駅伝<飯山市>
 飯山市の戸狩温泉スキー場で先月28日、ことしで3回目の「戸狩温泉とんだいらトレイル駅伝大会」が行われた。

 「人・地域・里山」を心でつなぎ、安全に楽しむこと―を第一義とし、民宿街・あぜ道・小道・里山を巡り、参加者と地域住民が交流する中で“ふるさとの原風景”を満喫してほしいーと、太田地区文化祭、うまいもの祭りと同日開催している。

 タイムで順位を競う個人の部トレイルランニング15`、4人1チームでたすきをリレーし、コース途中でのクイズ問題の成績がタイムに加算される駅伝の部、そして、宝探しウォーキングの部が設定された。宝探しウォーキングは、最初のヒントを頼りに1〜5までのチェックポイントを巡り、そこにある5つの文字を並び替えると、最後の目的地がわかる―というもので「歩こさいいやま」の「みちくさの里コース」を活用して行われた。

 また、駅伝の部では松本自衛隊がトップタイムだったが、レースの途中で出題される、地域の自然や歴史に関するクイズの成績が振るわずに15分のペナルティが加算され、地元の飯山市役所RC寿チームが逆転、それまで連覇していたチーム北条を抑え、優勝した。
 
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