TOP - 過去掲載記事 - 2012年07月21日号

7月21日号掲載記事
 
◆村の暮らしと生業に自信と誇りを - 46村長が参加し、初の全国村長サミット<木島平村>
 北は北海道音威子府村から、南は熊本県相良村まで、全国48の村が参加表明(出席は46村)して14・15の両日、木島平村で初の「全国村長サミットin木島平」が開催された。

 ―平成の大合併で激減した「村」の、国土形成における役割を明らかにし、そのリーダーである「村長」の連帯を深めるとともに、村に住み続ける「村民」の暮らしと生業を支え、奥山、里山、里海、水田(田園)を守る国民的運動へつなげよう―を主旨とし、「『日本人のふるさと―農山漁村の暮らしと生業を守る』―今こそ村民が輝くとき―」をテーマに、芳川修二木島平村長らが呼びかけて開いた。

 参加したのは全国11道県の46村。県内からは23村、近隣から富井野沢温泉村長、島田栄村長が。また、福島県飯舘村の菅野典雄村長ら、東日本大震災、福島第一原発事故被災地からも参加した。

 旧南部小学校で開かれたサミットでは、姜尚中東京大学教授の「日本の農山村漁村が輝くとき」と題する特別講演、▽農山漁村への人の還流(移住・定住・交流)▽農山漁村のコミュニティー(集落自治)▽風土を生かしきる生業(6次産業)―の分科会討議、シンポジウム―のほか、交流会などが行われた。

 シンポで芳川村長は「時代はそろそろ、ムラに向いてきた。自分のムラの何がいいのか考えるとともに、地域経済をどう組み立てていくか―が、課題となっている」と述べた。

 分科会・シンポジウムの総括で安田喜憲国際日本文化研究センター名誉教授は「『村長さん』はすばらしい言葉であり、村長さんが有名になることだ。都市と農村の交流を活性化したい。村は我々がつくったものであり、日本の文明である。人を、自然を信じる、信じ合う連携を提唱したい」と、話した。

 また、「被災地」村長のリレートークでは、飯舘村の菅野村長が「ふるさとは近くにありて慈しむもの、育むもの」とメッセージを伝え、島田栄村長は長野県北部地震による被害状況、復旧・復興の取り組み概要を説明する中で、全国からの支援に謝意を表明、「長野県の北の端でがんばっている」と、述べた。

 サミットでは最後に「宣言」(別掲)を芳川村長が朗読、参加村長全員でアピールして採択した。
 
◆大賀ハスも火口そばも楽しんで - 稲泉寺でハス花まつり<木島平村>
 木島平村の稲泉寺で14・15の両日、この季節恒例の「ハス花まつり」が開催された。

 同村稲荷の稲泉寺には1951年、千葉県にある東京大学検見川厚生農場(現・東京大学検見川総合運動場)の落合遺跡で発掘された、今から2千年以上前のハスの実から発芽・開花した「大賀ハス」が約10万本植えられており、開花のピークを迎えている=写真=。

 同寺の大賀ハスは、松本市島内土地改良区と上越市高田公園の観蓮園から株分けしてもらったもの。

 同日は、天候が心配されたが、午前中から多くの観光客や住民らが稲泉寺を訪れ、咲き乱れる大賀ハスを撮影したり、記念撮影する姿が見られた。

 また、稲泉寺境内では、実行委員会(山崎純男委員長)が主催し、稲泉寺年越しそばの会の会員による、名水火口そばの手打ち実演、販売が行われ、旬の野菜の天ぷらとともに、美味しそうに食べる人の姿が見られた。
 
◆夏 椿 - 北信濃風物詩<連載>
 市井にあって世俗を脱した趣の寺庭を訪ねた。

冬もまた独特の風情があって、要するに春夏秋冬を知る、風物詩スポットである。

 沙羅樹(夏椿)があった。

そろそろ花は終わりごろ。蹲(つくばい)といっていいのか、不勉強だが、水面を落花が漂っている。

平家物語では、はかないものの例えとされるが、楚々として凛である。
 
◆女性の声吸い上げて - 前千葉県知事・堂本暁子さん講演<飯山市>
 飯山市男女共同参画講演会・いいやま女性センター未来文化講演会が14日、飯山市公民館で行われ、約100人の聴衆を前に、前千葉県知事・元参議院議員の堂本暁子さんが「震災が教えてくれたもの」をテーマに、講演した。

 堂本さんは1932年生まれ。TBSの報道局記者を経て1989年、参議院議員に当選。2001年からは2期千葉県知事を務め、現在、女性と健康ネットワーク代表や、男女共同参画と災害・復興ネットワーク代表などを務めている。

 講演では、最初堂本さんらが関わり、現在飯山市でも取り組んでいる生物多様性(生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。生命は一つひとつに個性があり、全て直接に、間接的に支え合って生きている―としている)に触れ、「日本人はこれまで上手に身の周りの自然を活用して生活してきた。この地域には貴重な動植物がいる―ということを、どれだけ認識して、取り組んでいけるかが大事。飯山には『日本のコスタリカ』になってほしい」などと話した。

 震災の話では、自身の取り組みを語るとともに、女性や高齢者、障がい者などへの配慮がみられる自治体の取り組みなどを紹介。飯山市の防災計画に対しては「何カ所か男女の項目が盛り込まれてはいるが、防災会議自体、委員は23人中1人しか女性がおらず、もっと女性の声を吸い上げて、飯山らしい計画を作って欲しい」などと話した。

 また、「災害のために備蓄や体制を整え、備えていくことは、市民の毎日の豊かな生活につながっていく」と話した。

 講演後の質疑応答では、障害をもった参加者が「何かあった時に、目でわかるパトライトのようなものを導入できないか」と発言し、出席していた月岡副市長は「なかなか気付かない提案で、これから防災計画を見直すうえで検討して盛り込んでいけるといい」と、答えた。
 
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