TOP - 過去掲載記事 - 2012年05月19日号

5月19日号掲載記事
 
◆移住・定住の取り組み本格的に - 知事と北信6市長村長が意見交換<岳北>
 県が現在策定中の新総合5カ年計画に市町村の意見を聞く、知事と市町村長との意見交換会が11日、県北信合同庁舎で行われた。

 平成25年度から29年度までの新たな総合5カ年計画の策定は、全国に先んじて進む人口減少や高齢化に対応し、最適な社会のあり方を模索していく必要が生じていることから、全国トップレベルの健康長寿などの優れた資源をもつ長野県から、新しい地域のモデルを率先して提示し、実現していくための県づくりの方策を明らかにするもの。

 阿部知事は「県と市町村が別の方向を向いているのでは意味がない。これまでの考えにこだわらず、大所高所に立ったご意見、ご指摘をお聞きしたい」と、あいさつした。

 意見交換では飯山市の足立市長から「豪雪地であるがゆえの豊かな自然の資源活用、時代のトレンドとのマッチングが必要。観光と移住・定住の、この5年間の方向性が重要になる。新幹線開業に向けて、2次交通の整備に力を貸していただきたい。地域の次世代リーダーを育てることも重要だ」と、述べた。阿部知事は「県として移住・定住と本格的に取り組む」と、答えた。

 芳川木島平村長は「圏内5市町村は過疎指定を受け、産業振興が最重要課題となっている。農村文明で地域のつながりを再生したい。生涯学習・農村型介護福祉など、農村のもつ機能に光を当てるべく、県も対応してほしい」と述べ、阿部知事は「農村的価値観を大切にしたい」と、応えた。

 富井野沢温泉村長は「昨夏あたりから、観光客の回復が顕著になっている。新幹線はストロー現象を助長する怖れもあり、新幹線飯山駅をどう活用するか―が課題になる。新エネルギー普及に向けたモデル事業、スキー場安全条例の制定など進めてほしい」と訴えた。

 また、島田栄村長は「今冬の豪雪で農地の復旧が進んでいない。現状では10fほどが作付けに間に合わない。現在復興計画を検討中だが、災害公営住宅の建設、廃校舎利用の村営住宅、国道う回路整備、秋山への県内道路整備、雪対策―など課題は山積している。また、津南中等教育学校への中学生の流出も深刻な問題となっている」と述べた。

 阿部知事は「栄村復興計画は、中山間地振興のモデルになり得る」と、応えた。

 同日の意見交換の中では、景観整備・形成に絡めて、新幹線の高架が景観を破壊している―という中野市長の指摘もあり、地域課題の認識にズレがあることも浮き彫りにされた。
 
◆道珍の滝で水車発電 - 馬曲でマイクロ水力発電の実証実験も<木島平村>
 自然エネルギーの地域活性化活用を目的に、昨年11月発足した木島平村小水力発電協議会は14日、24年度定期総会を開き、新年度事業計画などを決めた。

 会議の冒頭、芳川修治会長(村長)は「電気料金値上げや原子力発電所の再稼動をめぐる、国民的な反対運動―など、エネルギーに対する関心は高まっている。新しいエネルギーの開発は夢のある事業であり、本格的に取り組んでいきたい」と、あいさつ。

 同協議会では昨年、中小河川・農業用水路などの流量を調査する水位計を、馬曲川・糠塚新堰の合計3カ所に設置、計測を始めた。

 今年度はこれに加えて、平沢地区の道珍の滝に水車を設置して起電する小水力発電モデル事業を実施する。道珍の滝はやまぶき街道の入り口付近にある沢水堰の1部で、東屋整備計画などがある地元区などと連携し、電力をLEDの街灯に活用する計画。県の元気づくり支援金を活用するもので、事業費は約200万円が予定される。

 このほか、馬曲集落内の農業用水路で、起電量10`h以下のマイクロ水力発電実証実験を行う。
 
◆青嵐の候 - 北信濃風物詩<連載>
 「本格的な〇の訪れを告げる」という書き出しがある。

飯山城址の桜まつり、飯山の祇園祭、初雪―などを報じる際に使ってきた。

北竜湖の湖水開きは、本格的な夏観光のシーズン開幕―の指標にもなっている。

ことしは不順天候で、まだストーブをしまいきれないでいるが、暦のうえでは立夏は過ぎ、「青嵐の候」といっていいのか。
 
◆次代につながる子育て策を - 各層住民と懇談会<栄村>
 13日、栄村役場で「住民と震災復興計画策定員会との懇談会」が行われ、出席した村民から復興に向けた、様々な意見が出された。

 栄村では震災復興計画の策定に向けて、これに村民の意見を反映するために公募の村民や有識者などを委員とする「栄村震災復興計画策定委員会」(木村和弘委員長)を2月に設置した。同日の懇談会は「栄村の復興を考える会」「集落懇談会」「意向調査」などで出された意見や要望を踏まえて、復興の基本理念や目標などを検討するとともに、「復興計画(案)」の内容や経過を報告し、村民の意見を、これからの復興計画に反映していきたい―と、開かれたもの。9日には1回目の懇談会が開かれており、2回目の13日は、主に女性や若者を対象とした懇談会。女性を中心に11人が参加した。

 最初に策定員会の検討内容の報告がされ、「震災をのりこえ、集落に子どもの元気な声が響く村を」を基本目標に、「安全環境の確保」「地域資源の積極的な活用」「集落ごとの特色ある復興」の3つの前提、「暮らしの拠点・集落の復興・再生」「農業を軸に資源を活かした新たな産業振興」「災害に強い道路ネットワークの構築」の3つの基本方針が示された。

 これに対し、参加者からは「インフラ中心のハードの整備で村民が『この村を何とかしたい』という気持ちになるのか。復興には村民のそういった気持ちが大事だと思う」「基本目標に子どもとあるのに、子どもに対する主体的な方策が示されていない。栄村らしい教育をするチャンスとも思っている。例えば古民具にしても、地域の子どもたちが関わってこそ次代につながっていくものだと思う」「Iターンでこちらに来たが、集落では高齢化も進み、将来が不安だ。新規就農者を呼び込める施策や受け入れる体制を整えてほしい」などの意見が相次いで出された。
 
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