TOP - 過去掲載記事 - 2012年05月05日号

5月5日号掲載記事
 
◆災害危険時の住民避難を安全に - 避難等の判断基準及び伝達マニュアル<木島平村>
 木島平村はこのほど、水害や土砂災害が発生するおそれがある場合、住民が安全に避難できるよう、避難情報発信のタイミング、住民の行動内容などの基準を定めた「避難勧告等の判断基準及び伝達マニュアル」を策定した。

 マニュアルは「水害」「土砂災害」の2編。情報は▽避難準備情報▽避難勧告▽避難指示―を基本とする。避難準備情報は、要援護者など特に避難行動に時間を要する者が、避難行動を開始しなければならない段階で、人的被害が発生する可能性が高まった状況に発令される。

 避難勧告は通常避難できる者が、避難行動を開始しなければならない段階で、人的被害が発生する可能性が、明らかに高まった場合。避難指示は前兆現象の発生や、現在の切迫した状況から、人的被害が発生する危険性が非常に高いと判断させた状況・人的被害が発生した状況―としている。

 避難準備情報発令時には、要援護者など、特に避難行動に時間を要する者は、避難場所への避難行動を開始。勧告では通常に避難できる者は、避難所などに避難。「指示」では避難中の住民は、確実な避難行動をただちに完了、避難していない住民は、直ちに避難行動に移り、時間がない場合は生命を守る最低限の行動をとる。

 水害編では3時間雨量70_以上―を基準とし、千曲川立ケ花水位観測所、樽川・馬曲川の水位によって、発令区分を決める。発令対象地域は中村・小見・和栗・栄町・市之割・大町・中町のそれぞれ1部。

 土砂災害編では、湧水や地下水の濁り・量の変化、斜面崩落や道路のクラックの発生、降雨状況、土砂の移動・山鳴り・流木・斜面の亀裂・土砂災害の発生―などを判断基準にしている。避難準備・勧告・指示―に加えて、土砂災害警戒情報を発令する場合がある―とした。

 同村の場合、土砂災害特別警戒区域として、土石流で36カ所、急傾斜地の崩壊で32カ所が指定されており、特別警戒・警戒区域には、合わせて、土石流で364戸、急傾斜地崩落で72戸の民家などがあるという。
 
◆急な融雪で土砂災害相次ぐ - 戸狩温泉スキー場近くと県道飯山斑尾新井線<飯山市>
 先月27日から29日にかけて、飯山市内で急な雪解けによるものと見られる土砂崩れ、地滑りが発生した。このうち、県道飯山斑尾新井線の、飯山市分道地籍で発生した地滑りは、斑尾高原に結ぶ道路の2カ所に土砂を流出し、通行を遮断した。

 戸狩温泉スキー場近くの山の斜面で、土砂崩れが確認されたのは27日午前9時半ごろ。幅約50b、長さ約300bにわたって斜面が崩れた。土砂は斜面下部の平坦地で止まり、スキー場や民宿街まで流出する危険はなかったが、泥流が一時、水田やリフト乗り場などに流れ込んだ。

 市・県では泥流を調整するための土のうを積んだ。一帯を精査したうえで抜本的な対策を検討する。

 先月29日朝、路面が1部で盛り上がり、亀裂が入っていることがわかったのは、飯山市分道地籍の県道飯山斑尾新井線。

 上部の平坦地南端が崩れ、杉林を巻き込んで、下を走る県道を圧迫、アスファルトをもち上げ、亀裂を生じさせた。土砂はその後も動き続け、さらに下段の道路から崖下に滑り落ちた。

 地滑り現場から約200bの所に住む渡辺吉晴さんは「(地滑りは)私の記憶にはなく、年寄りからも聞いたことがない。ただ、数日前の強風で杉林の杉の木が何本か倒れ、傾いた。地盤が緩んでいたところに雪解け水が加わって、地滑りを誘発したのではないか」と、話す。

 地滑りは30日になっても止まらず、土砂が倒木とともに流下する状態が見られた。ただ、上部の土砂崩落は止まっており、地滑りの規模は拡大していない。県では土砂の流動が止まるのを待って、対策を講じることにしている。

 この地滑りで、分道へのアクセスは、静間北畑から清川に沿って堂平を経由する市道だけとなり、道幅が狭く、車のすれ違いにも難儀する危険を強いられている。

 斑尾高原については、29日の事故直後から、旧豊田村の永江〜親川経由の迂回路を利用しており、飯山斑尾新井線不通による、直接的な影響はないという。
 
◆雪解け - 北信濃風物詩<連載>
 急な雪解けは災害を誘発する。

土砂崩れや地滑り、雪崩、土石流などなど。

数年ぶりの豪雪に見舞われた今冬。

飯山市の山間地・北部はまだ、分厚い雪が残る。

渓流は音を立てて流れ、小川は穏やかなイメージをかなぐり捨てて踊り狂う。

 確か、ソーメン滝だと記憶しているが、雪水を吐き出す様は、うどん滝? 
 
◆いいやま菜の花まつり開幕 - 関係者の努力で7分咲きに<飯山市>
 飯山市瑞穂の菜の花公園で3日、「第29回いいやま菜の花まつり」(同実行委主催)が開幕した。県内外からの多くの観光客らでにぎわった。

 ことしは豪雪の影響で、菜の花の生育が遅れ、3日の開幕に間に合うか、心配する声も聞かれていたが、少しでも開花を早めようと、ビニールで覆うなどの作業を連日続けてきた関係者らの努力で、7分咲き程度まで生育を促すことができた。

 3日の開会セレモニーは、菜の花公園に隣接する東小児童による鼓笛隊が、学校から菜の花公園屋外ステージまでパレードして始まった。

 セレモニーで足立正則市長は「今冬の豪雪による残雪で菜の花の開花は少し遅れたが、飯山ならではの一斉の春をぜひ楽しんでいって下さい」とあいさつ。

 また、菜の花公園の景観整備作業を平成4年から続けている、地元「菜の花さかせるかい」の大月肇さんは「咲いて良かった。条件も悪かったが市職員や、さかせるかいメンバーががんばってくれた」と話した。

 ことし完成した「菜の花公園」の石碑の前では、菜の花をバックに記念撮影する観光客の姿が多く見られ、遅い北信濃の春を満喫しているようだった。
 
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