TOP - 過去掲載記事 - 2012年03月17日号

3月17日号掲載記事
 
◆吹雪の中、栄村は静かに「その日」を迎えた - 長野県北部地震から1年<栄村>
 12日、震度6強の激しい揺れが栄村を襲った、長野県北部地震から1年。時折激しさを増す、3月には珍しい吹雪の中で、栄村は静かに「その日」を迎えた。

 村では前日から島田村長の「震災から1年」メッセージを広報した以外、特別なイベント、事業は行わず、しかし、被災体験を風化させてはならない―という決意を新たにして、寡黙な1日を過ごした。

 地震で損壊した住家の1部は補修、建て替えが進み、公共施設はほとんどが復旧工事を完了し、あるいは工事発注されている。ことしの降雪期前には34戸の村営住宅が建設される。が、インフラや生産基盤の復旧は、6年ぶりの豪雪に阻まれて、今は進んでいないのが実状だ。

 復旧対象の田畑は、国庫補助・県補助・村単独事業を合わせて865カ所。昨年11月末までに復旧工事が完了したのは約52%に当たる450カ所。水路・農道の復旧は1割に満たず、村道も161カ所のうち、工事が完了したのは17.4%だった。

 ことし2月末までに22世帯・33人が村外に転出した。そして今も、20世帯・42人が村外の公営住宅などに入居している。

 村民個々の生活再建を含めて、村の復興は容易ではない。村の新年度予算は史上2番目の規模となる48億1800万円。うち、約31億7000万円は地方交付税と国庫支出金が占める。新たに9億4400万円の村債を起こした。

 栄村の復興に向けた取り組みは、震災復興計画の策定作業から、本格的に始まった。情緒論・観念論だけで復興に向けた村民の取り組みを鼓舞するのではなく、村での暮らしに展望が拓ける、現実的で具体的な夢を語り、村の将来像を描いてほしい。村で心豊かに暮らしていける糧は必須条件だが、満腹とは言わず、腹八分目でも村民の心身を満たし得る、かけがえのない財産をもつ、自律して生きる村なのだから。
 
◆山地災害の防止にも - 民・国有林整備で協定<木島平村>
 木島平村で6日、民有林・国有林における森林整備推進協定締結式が行われた。

 同村往郷・上木島の旧四ノ宮地区で、国有林とそれに隣接する民有林合わせて850fを連携して、一体・効率的な森林整備、木材の安定供給に取り組む。同村と、北信森林管理署、北信州森林組合、北信地方事務所の4者で協定を締結した。期間は平成24年4月1日から平成27年3月31日までで、協定者間の協議により延長もできる。

 この協定は県内で3番目、千曲川下流域では初めて。村内全ての森林を指定せずに一部の地域に限定することで、締結後の効果を検証したい考えだ。

 また、同村が現在進めている「木島平産木材を利用した住宅補助金制度」など、国有林から搬出される木材利用についても協定に盛り込まれている。

 締結式で芳川修二村長は「本協定締結によってコスト削減や森林の適切な管理をしていくことで、森林のもつ多面的機能を十分に発揮させ、近年の豪雨による山地災害の防止にもつながっていくと思っている。取り組みがこの地域でモデルケースになっていくことを目指していきたい」と話した。
 
◆ほころび - 北信濃風物詩<連載>
 最近降った雪は放置してある。

隅々まで1片の雪もなく、きれいにした家周りなのに、30aほどの雪が襲い来た。

そうなると、気力が萎えて、スコップを手にするズクをなくしてしまう。

 「春になれば消えるんだから」に反発して雪消しに汗を流したのだが、今になれば確かにそう思う。

それでも、お城の石垣はほころび始めた。
 
◆火で曲げた竹スキーで - 雪遊びはチョー楽しい!!<飯山市>
 (社)みゆき野青年会議所(望月利洋理事長)主催の「雪遊びはチョー楽しい!!」が10日、飯山市のなべくら高原森の家と、その周辺を会場に行われた。

 青少年育成を目的に、この地域の自然体験プログラムを通して自分たちの住む地域の良さ、楽しさを知ってもらい郷土愛を育てたい―と、同会議所みゆき野の力育成委員会(小林昌彦委員長)が実施したもので、子どもや保護者、JCメンバーら約50人が参加。

 飯山スキー100周年記念事業交付金も活用して行われたイベントは、最初に森の家で、昔ながらの竹スキー作りに挑戦した。火を使って竹を曲げるなど、希少な体験に、子どもたちは興味深そうに取り組んでいた。

 その後、まだまだ雪の残る森の家周辺で、森の家インストラクターの案内で森林を散策し、雪遊びやスノーシュー体験などを行った。これまでにスノーシューを履いたことのある子どもは少なかったが、順応するのも早く、10分もしないうちに楽しそうに雪原を走り回っていた。

 さらには、作った竹スキーでの試走や、ビニールの肥料袋を使ったソリ遊びを行った。竹スキーは短いためバランスをとることが難しく、何度も転倒していたが、諦めずに何回も坂を登り、挑戦する子どもたちの姿が見られた。イベントを終えた子どもたちからは「竹スキー作りがとても楽しかった」「雪をもっと好きになった」などの感想が聞かれた。
 
 【その他のニュース】
■復旧に向けて前向きな気持ちで - 栄村・島田村長がメッセージ
【道しるべ】 - 村で暮らしていける糧
■灯明でライブで振る舞いで - ボラ団体などが励ましのイベント
■原発ゼロになるまで - 脱原発・自然エネルギーへの転換を求める3・11のつどい
■これまでがあって、これからが… - 3・12栄村大震災で何が…現地報告会
【ひとこと】 - 飯山城下町ひな街道を開催して
■TPPとシャッター商店街 - JA北信州みゆきで学習・意見交換会
■新署長に和泉さん着任 - 長野県警人事異動
■32年の草刈りを顕彰 - 外様広井川河川愛護会
■ぶなの森の白しゃもじ - 文化学園大飯山プロジェクト
■ハワイ研修の成果報告 - 飯山北高SSH
■内山紙製のひな人形 - 伝統工芸を季節行事に
■「にぎわい」に論議が - (仮)飯山ぷらざ設計など代表企業審査
■災害ボラで居場所? - 飯水保護司会研修
■伝統の「継ぎ手」課題に - 飯岳高等職業訓練校木造建築科技能照査
■レスラー姿の応援団 - いいやまFIDクロスカントリースキー大会
■色々な意見知ることが - 木島平アート部が「アート談義」
■千曲川第45集発刊 - 飯水教育会自然調査研究委員会
■12年ぶりに全国大会へ - 飯山北高男子ソフトボール部
■セーラー服のコスプレも - 戸狩温泉スキー場・スノーバレーボール大会
【がんばりました 北信濃健児たち〜各種スキー大会結果〜】
◇エミリーのわんっダフル犬生活 -191-
◇JA北信州みゆきだより -272-
◇熊さんの身近な動物記 - ツキノワグマ物語F
◇ふりむいた人
◇今週のスポーツ
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◇らくがき

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