TOP - 過去掲載記事 - 2011年10月01日号

10月1日号掲載記事
 
◆大震災の教訓取り入れ緊急医療対応訓練も - 長野県総合防災訓練<飯山市>
 長野県と飯山市の主催で行われた防災訓練は、災害対策基本法、長野県地域防災計画及び、飯山市地域防災計画に基づくもの。防災関係機関と地域住民が相互に連携し、各種の防災訓練を総合的に実施、災害時に即応できる体制を確立するとともに、広く防災意識の普及・高揚を図り、地域防災力の向上に資する―ことを目的に行われた。

 訓練は@地震による被害…震度6強を観測。市内各地で死傷者、建物倒壊が多数発生。道路寸断により集落が孤立A火災による被害…地震により、市内各所から火災が発生。林野火災もB豪雨による被害…大雨により水位の急激な上昇、降雨による土石流発生のおそれC異臭発生による被害…何者かがビニール袋に入った液体を投げ込んで数人が倒れ込み、現場に刺激臭―を想定。

 訓練を前に足立市長は「ことしは3月の地震から6月の長野県中部地震、9月に発生した台風12号など、予想をはるかに超える災害が発生して甚大な被害が出た。災害はいつ、どこででも発生する可能性がある。それに備え、防災・減災の準備をすること、日ごろからの防災意識が重要となってくる」などと述べた。

 メーン会場では、約40分野の訓練が実施され、地域住民らによる初期消火、埋没車両からの救助・救出、倒壊家屋からの救助、地元の飯山市消防団は水害を想定した水防訓練を行った。

 また、公園駐車場では、地震体験車や衝突体験車、自衛隊の野外手術車両の展示なども行われ、訪れた地域住民や子どもたちが実体験する姿も見られた。

 飯山市の分道地区では孤立地域を想定した救出訓練が行われた。

 県北部で発生した大規模地震で道路が寸断され、分道集落が孤立した―との想定で、県の消防ヘリが出動、市消防団幹部扮する住民を救出した。

 現場一帯は小雨から晴天、霧も発生する不安定な天候で、緊急時の山間地集落での住民救出活動の難しさを認識させた。

 飯山赤十字病院(古川賢一院長)では、災害指定病院本部運営訓練が行われた。飯水岳北地域における唯一の災害医療協力病院として、東日本大震災・県北部地震の教訓を取り入れ▽災害対策本部▽トリアージセンター▽応急救護所▽薬受付―の設置・運営、災害派遣医療チーム(DMAT)との連携、帰宅困難者への対応―など訓練を行った。県内医療機関のDMAT13隊、長野市周辺から以北の広域消防、県職員ら約230人が参加。救急車で搬送される負傷者らに加えて、JR飯山線列車事故による負傷者、近隣住民らが引きもきらず押し寄せる中で、症状の程度を判別し、処置を指示するトリアージから、医療措置、薬の処方、帰宅困難者・近隣住民への対応など、臨場感溢れる訓練を展開した。
 
◆集落のコミュニティー維持 - 村営住宅整備計画検討会<栄村>
 長野県北部地震で被災し、自宅などの自力再建が困難な住民を対象に、栄村が建設を計画する村営住宅。村の方針に基づいて、技術的な助言を検討している「栄村村営住宅整備計画検討会」は22日までに、震災復興に伴う恒久村営住宅整備計画の素案をまとめた。10月半ば過ぎの検討会で最終案を成案化し、島田村長に提案する。

 村営住宅整備に対する助言の基本的視点は▽住み慣れた集落のコミュニティーを維持する▽高齢者など誰もが使いやすい▽村の将来を担う若者が村に定住することができる―住まい。

 これまでの、仮設住宅入居者らへのアンケート、地区懇談会などでの意見を精査して、青倉・横倉・森を中心に、村内6地区に33戸の村営住宅を建設する計画を検討している。

 同検討会の栄村震災復興に伴う恒久村営住宅整備計画案では、村営住宅は高床式ではない、2(あるいは3)軒1棟を原則にしている。4寸角の柱や梁・壁は地元のスギやカラマツなどを使い、屋根は落雪型とする。間取り・規模では、希望が多い単身・高齢者夫婦2人世帯が1LDK(2DK)の床面積約60平方b、夫婦+子ども世帯が2LDK(3DK)の約75平方b。いずれも2階建てを想定している。

 9月22日の検討会では、9月半ばの県建築士会による現地調査を踏まえて、雪対策や建築設備、地域木材、工事日程―などに意見を交わした。その中では1戸当たりの床面積、高齢者向け住宅の仕様、光熱システム―などが検討された。

 検討会では10月半ば過ぎの会合で最終案をまとめ、島田村長に提案することにしている。
 
◆穫れ秋 - 北信濃風物詩<連載>
 今まさに「穫れ秋」である。

黄金色の海をコンバインが泳ぎ回り、実りを誇るかのようにはぜが立ち並ぶ。

かつてのように家族総出で立ち働き、こびりにひと息つく微笑ましい光景は見られなくなったが、収穫の季節はなぜか心浮き立つ。

 厳しい自然の脅威にさらされても、まずまずの出来だという。

よかった。

新米の季節だ。
 
◆スキーで人材育成を - 北信州スノースポーツ活性化協議会<岳北>
 北信州スノースポーツ活性化協議会(佐藤俊平会長)の第1回総会が先月22日、飯山市役所で開催された=写真=。

 北信地域にスキーが伝えられて100年の節目を迎え、これからのスキー100年に向けて地域のスノースポーツ団体が連携し、美しい山々と上質な雪に恵まれた、この地域ならではの、スキーを活かした人材の育成を通して地域づくりを進め、活性化に寄与するのが目的。飯山市・中野市・志賀高原(山ノ内町)・木島平・野沢温泉・栄の各スキークラブを構成団体に、市町村の教育委員会などをオブザーバーとし、また、小・中校長会や県スキー連盟などが顧問となって組織された。

 今後、スノースポーツにおける人材育成・強化、文化の振興、青少年スポーツ活性化などの事業に取り組む。今年度は、県の元気づくり支援金を受け、スノースポーツに対する子どもたち、教員、指導者の意識改革の取り組みとして、スキーの歴史などを紹介したDVDや小冊子の制作、教員・指導者を対象としたセミナーの開催などが計画されている。

 総会では、今年度の事業計画などが承認され、佐藤会長は「雪国の子どもたちが大人になるまで楽しくスキーができて、できることならスキーを教えられるようになるといい」と話した。顧問の中野・下高井校長会の白川理会長は「子どもだけでなく、教える側の大人も楽しく出来る取り組みが必要。大人が楽しくやっている姿が子どもたちにも伝わり、自分もやってみようと思わせることができるといい」と話した。
 
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