TOP - 過去掲載記事 - 2011年09月24日号

9月24日号掲載記事
 
◆安全確保と歴史・環境・生活の保全を - 中条川上流災害対策検討会<栄村>
 県北部地震で発生した、栄村中条川上流域の大規模な土砂崩壊、土石流、河道埋塞災害について検証し、今後の危険予測、対策工などを検討する「栄村中条川上流災害対策検討委員会」(北澤秋司委員長・信州大学名誉教授)の第3回目の会合が13日、栄村役場で開かれた。

 山地災害、応用理学、治山、砂防、行政などの専門家委員が出席した。これまでに現地調査を重ね、崩壊規模の把握、危険予測、警戒避難体制の検証などを踏まえて、災害対策の進め方について検討を進めてきた。

 3回目の同日はこれまでの状況整理、埋塞土砂の実態調査などを踏まえて、今後想定される土砂災害、対策工などに関して検討した。この中で、中山峰国有林山腹の崩壊地について、今後の集中豪雨などで山腹崩壊地の拡大、堆積土砂の流出が予想されるものの、集水面積は小さく、常水が少ないこと、1部を除いて傾斜が緩やかであることから、土石流となって下流に被害を及ぼす危険性は少ない―という報告がされた。

 全体の土砂災害の予測では▽常時の降雨により崩壊残土が流出し、下流で河床上昇が起こり、洪水氾濫する危険性▽埋塞土砂が侵食破壊を起こし、湛水池の水とともに一気に流出する危険性▽既崩壊地上部の斜面が拡大崩壊を起こし、震災時と同じような土砂流出が起こる危険性―が想定され、侵食、氾濫、崩壊防止対策が示された。

 ことし9月時点で、中条川流域内には149万3000立方bの不安定土砂があると推定されるが、これに対する防災工法として、治山施設を配置し、不安定土砂をその場にとどめることにした。

 中条川上流対策の全体計画では▽屈曲部対策(トマトの国横)▽河道埋塞部及び土石流対策▽雪崩対策▽崩壊地・地滑り対策―を柱に治山事業計画を通じて「安全確保」「歴史・環境」「生活」の保全を目指す。

 対策工工事では先月現在、応急対策から恒久対策に移行し、中条川下流の谷止工・床固工から導流堤へ工事を進める。

 全体計画を推進するに当たっては▽善光寺地震による災害・雪崩災害の歴史調査▽中条川流域の資源活用と集落発展との関係▽現在の森林の成り立ち、生活との関わり▽ナラ枯れの現況・原因▽豪雪地帯における造林の知恵―に関して地域と連携し、治山事業が地域にとって価値あるものとしていく考えが示された。
 
◆みんなで運動会できる幸せ - 苦難乗り越え栄小で第1回運動会<栄村>
 ことし4月に旧北信小と東部小が統合し、新たなスタートを切った栄村栄小学校(大日方秀康校長)で17日、最初の運動会が、行われた=写真=。

 『NGU(ネバーギブアップ)102 決してあきらめない栄小』をスローガンに行われた運動会は、開会式で児童会長の樋口杏夏さんが「3月に大きな地震がありましたが、みんなでこの運動会ができるということは、とても幸せなことだと思います。栄小運動会を皆さんの元気で一番良い運動会にしましょう」とあいさつした。

 大日方校長は「この運動会に向けて児童の皆さんは努力を重ねてきました。体育館が使えない、グラウンドも工事中―といった状況の中、苦難を乗り越えることの大切さを学びました。最後まで全力で、友だちと心を合わせてがんばってほしい」と、エールを贈った。

 運動会には、仮設住宅の隣りのグラウンドに、多くの保護者や村民が応援に訪れ、笑顔で子どもたちに大きな声援を贈っていた。
 
◆火の舞い - 北信濃風物詩<連載>
 全国的に知られ、その際には数万人単位の観光客が訪れる、伝統の祭りは少ないけれど、文化的価値の極めて高い祭りが、今に受け継がれている地を、誇らしく思う。

 「農民文化」というのだろうか。

自然を畏敬し、豊かな恵みを祈る素朴な祭り。

成人になると紋付・羽織をあつらえる。

若者が輝いて見える季節である。
 
◆標識付きサケ見つけたら - 宮中ダム上流域で遡上調査<信濃川河川事務所>
 国土交通省信濃川河川事務所は8日、新潟県十日町市の宮中取水ダムでのサケ遡上状況調査に関して、従来の尾数カウントや全長計測に加え、遡上サケの頭部に標識を付けて上流に放流することを決め、千曲川やその支流域での情報提供を呼びかける。

 信濃川中流域では、飯山市の西大滝ダムから、宮中取水ダムを経て魚野川合流点までの約63`で、発電取水による減水区間の水環境について、沿川市町村長・県などで構成する信濃川中流域水環境改善検討協議会が、河川環境を検討してきた。

 宮中ダムでのサケ遡上調査は、その検討項目の1つで、今年度、さらに上流域での遡上状況を確認することにした。

 同ダムでは従来の尾数カウント、全長計測に加えて、サケ全尾の頭部(左目の横)に標識を付けて上流に放す。標識にはアルファベット1文字と、2桁の数字が記されており、黄色・オレンジ色の2色。

 同河川事務所では、宮中ダムから上流の信濃川・千曲川、その支流などでサケを見かけ、頭部の標識が確認できるようであれば、信濃川中流域水環境改善検討協議会事務局(信濃川河川事務所河川環境課рO258・32・3257)まで連絡してくれるよう、協力を求めている。信濃川の宮中ダムでは平成13年度から昨年度までに計478尾、千曲川西大滝ダム=写真=では平成15年度から昨年度までに6尾のサケの遡上が確認されている。
 
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