TOP - 過去掲載記事 - 2011年09月17日号

9月17日号掲載記事
 
◆役場一帯の再配置も - 公共施設利活用で見直し案<木島平村>
 木島平村の芳川修二村長は12日開いた議員全員協議会に、空き校舎等公共施設利活用方針案を示した。

 空き校舎など公共施設の利活用方針は昨年9月、村が案を議会に提示した。この方針案では▽旧南部小学校=農村文明塾を含めた生涯学習的施設▽旧北部小学校=役場・多目的ホール▽さくら保育園=統合保育園▽ひまわり保育園=宅地分譲・定住住宅建設▽やまぶき保育園=社会福祉施設(健康づくりセンター)▽役場・村民会館=宅地分譲・定住住宅建設―とする考えが示された。

 このうち、統合保育園として活用するさくら保育園は、既に施設の増改築、改修、環境整備など工事が進められている。

 が、他の公共施設についてその後、村長選での公約施策の推進、過疎地指定、事業費の精査などから、村が一部見直し作業を進めてきた。

 12日、議員全員協議会に示された見直し案では、旧南部小学校の、農村文明塾事務局を含めた生涯学習的施設としての利用案は、体育館を社会体育施設として活用することを付記、ひまわり保育園は従前通り宅地分譲及び定住住宅の建設に活用する―とされる。

 活用方針が大きく変わったのは旧北部小学校とやまぶき保育園、役場・村民会館。当初、役場・多目的ホールとして活用する方針だった旧北部小は「農村資源を活用した介護福祉施設」に、社会福祉施設(健康づくりセンター)に活用する方針だったやまぶき保育園は、集合住宅(アパート)に改修することに。

 役場・村民会館(当初方針では宅地分譲・定住住宅建設)は、老朽化が進んでいる役場・村民会館は取り壊し、現在の役場・村民会館・若者センター・体育館・人権センターのエリアに改修、新築を合わせて再配置する―方針に変わった。

 同エリアの再配置・改修計画については、設計業者によるプロポーザルを実施してレイアウトを行い、具体的な計画作りと、エリア全体の有効利用を図る。

 今回の見直し案による公共施設利活用事業では▽農村文明塾事務局機能を含めた生涯学習的施設(約1億円)▽農村資源を活用した介護福祉施設(5億400万円)▽宅地分譲及び定住住宅建設(村が開発公社へ土地を売却し、公社が造成して宅地分譲。造成事業費2700万円)▽集合住宅(1億8650万円)▽役場など一帯の再配置(12億6000万円)―とする概要試算も示された。試算事業費の総額は20億7750万円に上る。一部過疎債を活用する。
 
◆復興の象徴 そばの花咲く - 村見晴らす森地区上段<栄村>
 ことし3月12日未明の、長野県北部地震から12日でちょうど半年。ライフラインはほぼ復旧し、住宅などの再建も本格化しているとはいえ、なお54世帯が仮設住宅に暮らし、70人を超える村民が村外に避難したままの栄村。生活の再建に向けてことし8月初め、地震被害で水稲栽培ができなくなった森地区上段の水田に、種がまかれたそばが今、花の見ごろを迎え、村民を励ましている。

 同村では震災によって水田約40fが、地割れや土砂崩落、用水路の損壊などから耕作できなくなった。村では耕作意欲の継続、耕作放棄の防止、農家所得確保―などを目的に、水稲耕作が不能となった水田へのそばの作付けを検討。各地区で説明会を開いた。

 その結果、農地被害が大きかった森・青倉を中心に、個人播種を含めた18の農家で、合わせて約22fのそば栽培が行われた。8月8日には信州大学の学生や県職員らがそばの種まき、排水のための溝切り、雑草除去・覆土など作業を支援した。

 森上段の、約1・5fのそば畑では、先週末時点で花が8〜9分咲きとなり、アマチュアカメラマンや写真愛好者グループなどが、撮影に訪れていた。

 村職員の話では、1部で台風、雨による被害はあったものの、総体的には「まずまず」の生育。遅くても来月中旬ごろまでには収穫したい―という。
 
◆重 陽 - 北信濃風物詩<連載>
 「蜻蛉釣り今日はどこまで行ったやら」(千代女)―。

 のどかな山里の風景とともに、自然の中で奔放に遊び暮らす子どもたちの姿が目に浮かぶ。

 今、蜻蛉に向かって、指をクルクル回す姿など見なくなった。

いや、蜻蛉そのものの存在が見過ごされているのではないか。

「重陽」が過ぎ、暦は確かに秋の深まりを伝えている。
 
◆飯山モデルの構築を - 学びの里・サマーカレッジ<飯山市>
 法政大学小島聡教授のゼミが実施していることしで6回目の「学びの里 サマーカレッジ」が9日から11日まで飯山市内をフィールドに行われ、学生たちが集落のあり方を考えるとともに、これからの飯山の未来について意見を交わした。
同ゼミの取り組みは2006年に始まり、斑尾高原や、飯山市内の活性化などを考え、提言してきた。その間に地域とのつながりも生まれ、実行委員会(千坂経悦委員長)も地元飯山で組織された。

 今年度のテーマは「集落から考える飯山の未来 持続可能な地域づくりに向けて」。市街地の活性化に取り組む中で「飯山らしさ」は自然や歴史・文化などの様々な側面から創り出され、集落がそれを体現する重要な場所と考え、抱える問題を集落だけでなく地域全体で考えていくべきではないか―と設定した。

 初日の9日は、飯山市役所でこれまでの小島ゼミの取り組みの成果、課題などが報告された。2日目の10日は、午前中に富倉と大川を訪れ、富倉では「歩こさいいやま」のモニターツアーを行い、富倉の景観、食、歴史・文化を探し歩いた。大川では、地区の住民宅を訪問し、生活習慣や同地区の歴史、今抱えている問題などのヒアリングを行った。

 午後には柳原活性化センターを会場にパネルディスカッションが行われ、小島教授を進行役に、月岡寿男副市長、服部秀人総合学習センター所長、千坂実行委員長、富倉出身のエンジニア、上野航さんをパネリストに、集落から見る飯山の未来を、それぞれの立場から考えた。この中で、月岡副市長は「新幹線開業を控え、『1日に何本の新幹線が止まるか』というのは『その地域にどれだけ魅力があるか』ということ。飯山には多くの魅力的な資源があるが、上手にPRできていないものもある」と話し、千坂さんは「住民の、集落に対する誇りの形成が必要で、それには地域の歴史や伝統文化を知ること」と話した。

 上野さんは「地域に誇りをもち、大好きになれるような取り組みをしていきたいが、1人では難しい。色々な人と集い、交流できる場があるといい」と希望を語り、最後に小島教授は「地域資源の活用、新しい自治の仕組みづくりを、先進モデルを学びながら、飯山モデルとして構築していく必要がある。集落の再生は町なかの再生にもつながり、農商工連携に高齢者や若者が関わっていけるといい」とまとめた。

 翌11日は、本町ぶらり広場で、特別六斎市・空楽フェスティバルが開かれ、家族連れが楽しめるような、子ども向けの子どもポケットパーク、手作り楽器工房、ふるさと遊び、バルーンアートなどが行われ、また、歌声喫茶では、飯山まちづくり創見塾のメンバーらが伴奏し、来場者と一緒に歌う場面も見られた。
 
 【その他のニュース】
■住民の取り組み本格化 - 野沢温泉村景観づくり事業
【道しるべ】 - 復興支援し続ける覚悟
■納得できない、出て行って! - 飯山堆肥センター試験操業で説明会
■260種・2万本のダリアの花見ごろ - 木島平村のやまびこの丘公園
■広域観光システムを - 県政報告会・ふれあいミーティング
■子供達から子供達へ義援金 - オーストリアのサンク・アントン
■けんかや争いのない世界に - 飯山市岡山地区で平和式典
■万引き防止の啓発活動 - 飯水岳北防止対策協など
■自律心訴える防犯ポスター - 飯山警察署で防犯ポスター審査会
■温泉街に描かれた燈籠の帯 - 野沢温泉村で湯澤神社例祭
■交流から新商品のヒントを - 北原と支援協定のアジルコアが草取り支援
■しんきん新店舗が竣工 - 20日オープン・飯山赤十字病院向かいに
■いいやマルシェ出店者募集
■飯山市城南中生徒が職業体験 - 本社でも3人が取材など体験
 【中学生職業体験・制作記事】
 ■人を大切にする心学ぶ - 城南中で職業体験
 ■飯山市が今直面すること - 飯山市議会一般質問を傍聴して
 ■瞽女さんが生きた時代 - 飯山市ふるさと館で企画展
■農林高生指導で「ブナ便」づくりも - 木島平村農村文明塾農村学講座
■河畔の野営で宴と観月も - 野田さんと千曲川カヌーツアー
■秋の草花でコケ玉作り - 飯山市景観形成推進協議会
◇創見塾かわら版 - 学びの里サマーカレッジ開催!
◇奥信濃今昔ばなし - 母子地蔵@
◇北信濃歌壇
 ◇飯山市公民館短歌会八月詠草
 ◇白珠短歌会九月詠草
 ◇木島平村短歌会詠草
◇ふりむいた人
◇今週のスポーツ
◇伝言板
◇らくがき
◇飯山中央市場提供「今週の地場産物市況」

TOP - 過去掲載記事 - 2011年09月17日号