TOP - 過去掲載記事 - 2011年09月03日号

9月3日号掲載記事
 
◆財政健全化進むも厳しさ変わらず - 実質公債費率・将来負担比率好転<岳北>
 飯山市は先月24日開いた議員全員協議会で、財政の健全化に関する法の規定に基づく「健全化判断比率」報告書を明らかにした。近隣3村を含めて北信濃地方では「早期健全化基準」以上となったところはなく、財政の健全化は確実に進んでいるが、自主財源に乏しく、後年にそれぞれ課題事業を抱えている実状から、厳しい財政運営は続く。

 健全化判断比率は▽実質赤字比率▽連結実質赤字比率▽実質公債費比率▽将来負担比率―の4項目に加えて、公営企業会計に係る資金不足比率が公表される。このうち、実質赤字比率・連結赤字比率は、赤字が生じた市村はなく、いずれも「数値なし」。

 標準的な一般財源の規模「標準財政規模」に対する、一般会計などが負担する元利償還金・準元利償還金の割合の、3カ年平均「実質公債費比率」は、飯山市15.8%、木島平村15.9%、野沢温泉村9.6%、栄村15%。いずれも早期健全化基準(25%)を下回っている。

 将来負担比率は、標準財政規模に対し、普通会計などが将来負担すべき実質的な負債額の割合で、現在の標準財政規模を維持すれば、清算時に全ての借金を返せる状態を100とし、それ以下は基金などが借金を上回っている―という指標。

 飯山市が90.9%、木島平村47.8%、栄村15%。野沢温泉村は今見込まれる将来負担を、基金などの、充当可能な財源が上回っていることから、数値なし―となっている。

 今回の健全化判断比率報告では、4市村とも財政の健全化は確実に進んでいることがわかる。ただ、いずれも自主財源に乏しく、財源環境は厳しいまま。新幹線駅開業に向けた魅力あるまちづくり、農村文明の創出、まちづくり、震災復興―といった大規模プロジェクトと取り組む財政運営が課題となる。


 
◆安定ヨウ素剤の購入も - 飯山市9月補正予算案<飯山市>
 飯山市は先月31日開会した9月定例議会に、約2億3000万円の一般会計補正予算案を提案した。
 一般会計補正では今回、震災・原子力発電所事故に対応するための防災・減災、保健予防など事業費が盛り込まれ、また、今夏の豪雨災害による土木施設被害の復旧工事費も計上された。足立市長は記者会見で「防災、災害対応の補正予算」と、説明した。

 防災・減災対策事業(補正額・約550万円)では、避難所用の毛布や飲料水など備蓄品を追加購入する。環境調査美化推進事業(同・約68万円)では、空間用放射能測定器を購入。

 保健予防事業(同・約33万円)では、原発災害に対応するための薬品などを購入する。原発事故の際、飛散する放射性ヨウ素を吸い込むと、甲状腺被爆が生じ、健康を害する危険が指摘されていることから、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を購入する。

 安定ヨウ素剤の投与は40歳未満の市民が対象で、錠剤・溶剤合わせて9000人分。調剤器、保管庫も合わせて整備する。豪雨災害災害復旧(同・約1550万円)では、市道復旧などを行う。

 先月24日の議員全員協議会では、県・県教育委員会がことし7月29日に実施した、市内2カ所での空間放射線量の測定結果が報告された。市役所、城北中学校の2施設、5カ所を調べたものだが、測定結果は0.07〜0.08マイクロシーベルト/時間。「健康に影響はない」と、判定された。
 同市内では今年度産米の放射性物質検査を、9月中旬に実施する。この結果から、暫定規制値(500ベクレル/`c)以下であることが確認されるまで、米の出荷、販売、譲渡、贈答などはできない。
 
◆案山子 - 北信濃風物詩<連載>
 遊びといったら叱られるが、暮らしを楽しむ余裕が失われてきている。

たわわな実りを賊から守る案山子がそうだというのではないが、かつての暮らしを思い返すと、ただ貧富の違いだけではない、暮らしの変容を感じる。

 「米粒1つだって残しちゃいけない。米っていう字はなあ」という、親父の言葉が耳に残る。

穫れ秋が近い。
 
◆枝使いカブトムシのクラフトも - 北原区のふるさとの森が完成<飯山市>
 飯山市の北原区「ふるさと暮らし支援委員会」(小林栄一委員長)が整備と取り組んでいた「北原区ふるさとの森」が、このほど完成した。

 平成23年度の「地域発元気づくり支援金」を活用したもので、地区住民が、同地区東側に位置する森林で、▽遊歩道の整備▽森林内の自由空間スペースの整備▽地域の間伐材を活用した、テーブル、イス、黒板などの製作・設置―を行った。地区住民を始め、色々な人との交流の場として、また、森林と触れ合う場として利用したい考えだ。

 近年増えている農作物などの鳥獣被害も、以前は生活の中で利用されていた「里山」に、生活様式の変化から、あまり人の手が入らなくなり、人と動物の間の緩衝帯としても機能していた里山が荒れたことも原因の一つではないか―と言われている。同地区では住民らに、改めて森の機能や役割などへの理解を深めてもらい、森林を活用しながら次世代に引き継ぐための取り組みをしていきたい―としている。

 先月27日には、同委員会が主催する、ことしで3回目の「ふるさとの夏休み 宝物発見の旅」が開かれ、神奈川県や千葉県などから5家族12人が参加。整備されたばかりの「ふるさとの森」でクラフト体験が行われた。

 参加者は周囲に落ちている木の枝などを材料に、カブトムシのクラフトづくりや、昔ながらのパチンコ作りなどを行った。 同委員会では今後も森林への理解を深め、森林保全の意識高揚などにつながるイベントをふるさとの森を活用して行っていくという。
 
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