TOP - 過去掲載記事 - 2011年07月30日号

7月30日号掲載記事
 
◆新中央橋は新幹線飯山駅開業までに - 中央橋改修整備期成同盟会総会<木島平村>
 22日、木島平村の若者センターで「中央橋(国道403号)改修整備促進期成同盟会」総会が行われた。

 昭和31年に建設され、それから55年が経過した現中央橋は、老朽化が進み、また、交通量の増加や車道幅員の狭さから、渋滞を引き起こすことなどが問題となっていた。

 平成26年度末の北陸新幹線飯山駅開業に伴う道路整備事業として、中央橋改修は平成21年度に国庫補助事業に採択され、今年度から本格的に工事に着手されることになっている。

 総会では新中央橋の概要なども説明された。橋は、橋脚の基礎工事に「ニューマチックケーソン工法」が導入される。これは地下水の多い地盤などに構築物を建てる際に、水や泥が作業個所に流入し、掘削作業が非常に困難になるため、あらかじめ本体下部に作業室を設け、その中に圧縮空気を送り込んで気圧の高い状態にし、圧気によって水や泥の流入を防止して掘削作業を行うもの。

 また、橋自体も「エクストラドーズド橋箱桁橋」という、プレストレスト・コンクリート橋(PC鋼材を使い、鉄筋コンクリートに比べ強い荷重に抵抗することができ、鉄筋コンクリートよりも、長い支間長を可能にする)形式の1つで、主塔と斜材により主桁を支える、外ケーブル構造による橋梁形式で造られる。

 新橋は道路を含めた全体事業延長815b、橋梁延長365b。全体のうち、国道は道路部分が車道幅6・5b、橋梁部6・5b。全体事業費は約60億円で、平成26年度中に完成し、現中央橋の撤去作業も平成27年度から28年度にかけて予定されている。新中央橋の橋脚・橋台の下部工は、今秋の増水期後の、11月から3月を予定している。

 同日の総会では、平成22年度の事業・決算報告、平成23年度の事業計画・予算などが報告・承認された。また、宮本衝司・小林東一郎・丸山栄一県議と、小林睦夫北信建設事務所長に、新中央橋の完成が新幹線飯山駅の開業に間に合うように、一層の事業推進を―とする要望書が同盟会会長の足立正則飯山市長から手渡された。

 また、同日は「主要地方道飯山野沢温泉線等改良整備促進期成同盟会総会」も行われ▽前坂地区、スリップ事故防止対策の推進▽戸那子地区、バイパス延長500bのの調査・計画の推進―が要望された。
 
◆五穀豊穣の神託が - 大塚山夏祭りで恒例の松子神事<木島平村>
 木島平村南鴨のこの季節恒例の伝統行事「大塚山夏祭り」は23・24の両日、木島平中学校グラウンド・大塚山で開催された。

 「鎮魂の時」をテーマにしたことしの夏祭りでは24日、子どもたちが主役の「松子」神事が行われ、「五穀豊穣」の神託が下された。

 昭和30年代半ばに1度中断した松子だが、平成の初めに復活。再開後ことしで19年になる。松神子から文山(おかめ)・練り踏(てんぐ)・門番・大団扇・青木・火打ち、そして、親方に率いられる棒突―まで全て、24人の地元の子どもたちが務める。

 灯篭行列に加わる大人たちは、大塚山山頂に足を踏み入れる際、門番に「通っていいですか?」と伺い、門番は交差して通行を阻む薙刀を開く。

 練り踏に続いて文山が、独特の所作で会場中央の石に乗り、思わせぶりな演技の後、太鼓を打ち鳴らすと、祭典団の若者が松神子を抱いて参道を駆け下り、2つの柱松(上・天下泰平、下・五穀豊穣)で火打ちが始まる。ことしは下の柱松に早く火が入って、五穀豊穣の神託が下された。会場の大塚山は涼風と、潮騒にも似た蜩(ひぐらし)の鳴き音に包まれ、大人たちの叱咤と激励の声が響いていた。
 
◆蝉時雨 - 北信濃風物詩<連載>
 どういうわけか、ことしは蝉の声が遅いような気がする。

ただ、やたら蜩(ひぐらし)の声を聞く。

カナカナカナ―の蝉時雨は、時に潮騒のごとく樹林を行き来して、哀愁感をかきたてる。

 芭蕉の句ではないが、万物に染み入るような蝉鳴はまさに夏の音。

うるさくもあり、恋しくもある。

すだれに蝉がきて、夏本番。
 
◆人の存在で安心感も - 山田町でがれき除去作業など・飯山市社協ボラ<飯山市>
「義援金も労役支援ももちろん必要だが、面識がなくても人が訪れてくれることがうれしい―と言われました。自分が忘れられていない―ということの証明なんでしょうね。ボランティアの仕事の達成感はありますが、自分ができることのあまりに小さいことに情けない思いがしました」―。

 7月13日から3泊4日の日程で岩手県山田町を訪れ、ボランティア活動を行った、飯山市社会福祉協議会(社協)の木鋪真之さんは、こう語り始めた。

 同社協が呼びかけた「東日本大震災における岩手県山田町に対する災害ボランティア活動」には、木島平村を含めた21人が参加。岩手県山田町ボランティアセンターの指示で、大地震・大津波に加えて、火災被害に見舞われた、陸中山田駅近くの民家で、がれき除去などの作業を行った。

 「町に入って、言葉を失いました。幾つかの建物は残っているが、一面遥か先まで見通せました。わずかに見える基礎コンクリートで、住宅があったことが知られる状態で、事前の打ち合わせでは結構複雑だった町役場へのアクセスも、役場が目の前に見えるほどでした」―。

 飯山市社協ボラ隊は、同町長崎の民家で、敷地内のがれきの除去に当たった。民家は支援優先度Aの、激甚被害施設。作業区域は片付きはしたが、周囲の道路や水路などはまだ、手付かずのままで、木鋪さんは「いつになったら終わるのか、とにかく、果てしない感じでした」と語る。

 被災地には今回ボラ参加者の縁者がいた。それぞれ会いに行って励ましの言葉をかけたが、疲れきっている縁者に多くは語れなかったという。

 「顔を見せにいくのもボランティア。人が来てくれることで、自分は忘れられていない―と安心する。人の存在そのものが大切なんですね」。飯山市社協では、被災地の状況を見ながら、継続的なボランティア派遣を検討することにしている。
 
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