TOP - 過去掲載記事 - 2011年07月23日号

7月23日号掲載記事
 
◆自宅再建の多額な費用に悩みが - 住宅に関するアンケート<栄村>
 栄村はこのほど、3月12日未明の県北部大地震で被災し仮設住宅に入居、あるいは村外に避難している、合わせて102世帯を対象に実施した、住宅に関するアンケート調査の結果、第1次分をまとめた。

 被災した自宅の再建方法や恒久住宅建設に関するアンケートで、対象102世帯のうち6月30日時点で、全体の83%に当たる85世帯から回答を得た。

 回答世帯のうち64.7%に当たる55世帯は、「村の自宅に戻る」としているが、その時期については「来年までに」がほぼ半数。「戻る時期は決まっていない」世帯もあった。

 自宅の再建方法では、「新築」が21世帯、「修繕」が16世帯で、作業所やコンテナハウスの改修・利用―のほか、「検討中」とする回答が少なからずあった。

 村営住宅への入居に関しては、38世帯が希望。「自宅再建に費用がかかる」「再建する土地がない」「1人暮らしに不安がある」などが理由とされる。村営住宅のタイプとしては、「戸建て住宅」が25世帯、「集合住宅」が8世帯。建設希望集落では、被害が大きかった横倉・青倉・森が多いが、小滝・白鳥・月岡・野田沢・大久保・北野―が各1世帯あった。

 今回アンケートでは、大震災からの復興が現実的に厳しい実態にあることも浮き彫りにした。回答のうち14世帯が「村外に移住する」と答えた。「親族(主に子ども)宅に移る」「高齢で1人暮らしのため」「自宅再建に費用がかかる」「職場が村外にある」「家がなくなったことと、雪の心配」などが理由とされる。

 要望事項としては▽村営住宅建設に関する方針を示して▽住宅再建への公的支援を▽高齢者向け・世代間交流できる住宅を▽自分の集落に住みたい―などのほか▽大家族で村営住宅のお世話になるわけにはいかない▽村営住宅の建設用地を提供したい―など意見もあった。村では全数の集計・分析を行い、住宅計画を検討、今秋までに村営住宅整備計画を策定し、来年の降雪期までには完成させたい考えだ。ただ、災害時公営住宅の建設に際しては、国の補助が全壊戸数の3割程度しかなく、財源手当てが新たな課題となる。

(写真=倒壊した建物の解体作業も進む被災地)
 
◆フラガールが激励訪問 - レイかけて記念写真も<栄村>
 「震災復興 ニッポンに笑顔を ハワイアンズから元気を」―。  福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズをホームグラウンドに活動し、映画にもなって全国に知られる「フラガール」が14日、栄村にある特別養護老人ホーム「フランセーズ悠さかえ」を訪れ、施設利用者や震災被災地住民を励ました。

 拠点のスパリゾートや、メンバー自身も被災しながら、「フラガール全国きずなキャラバン」として活動。ことし春先に、同スパリゾートへの予約が、震災でキャンセルとなったJA組織への配慮もあって今回、同じ震災被災地である栄村への訪問が実現した。

 同日、フランセーズ悠のロビーには、レイをかけた利用者や村民ら約100人が詰めかけ、半藤則子施設長へのレイ贈呈で9人のフラガールによるショーが始まった。

 途中、代表が「1日も早い復興をお祈りします。私たちは全国に笑顔・元気・希望をお届けしています」と、あいさつ。約30分のショーの後、フラガールたちは、お年寄りや村民の求めに応じて気軽に記念写真に収まり、1日も早い復興を励ました。
 
◆若者達の夜 - 北信濃風物詩<連載>
 伝統の祭りが息づいている地である。

自然を畏怖し、共存するための知恵から生まれたのが祭りなのだろうか。

祭りの次第、配役の所作の1つひとつが、何らかの意味をもつ。

 若者たちの、酒の勢いを借りた放埓が許されるのも祭りゆえ。

憂き世の憂さを忘れることで英気を養う知恵ともいえよう。

年に1度の喧騒の夜が更ける。
 
◆飯山を日本の「ふるさと」に - 東京で「ふるさと飯山会」交流<飯山市>
 平成23年度「ふるさと飯山会」交流会は10日、東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷を会場に開催された。

 隔年開催の総会の間に開かれる交流会。飯山市から足立市長、からす踊り保存会メンバー、いいやま雪まつり実行委員会事務局スタッフらが長躯参加し、飯山会会員約160人と親睦を深めた。

 丸山千春会長は「東日本大震災後の自粛ムードの中で、交流会の案内に対して返信の反応は鈍く、心配だったが、本日、160人もの会員が参加してくれてうれしい。栄村地震に際しては、3日後に急きょ役員会を開き、義援金の拠出を決め、市長を通じて、栄村へ届けていただいた。島田村長からはさっそく礼状をいただき、感激した。原風景の残る飯山市だが、新たに高橋まゆみ人形館がオープンして、次第に知られてきている」とあいさつした。

 足立市長は北陸新幹線の建設工事、飯山駅周辺整備事業の進捗状況を報告し、「まちづくりが課題であり、自然・原風景を大切にした、日本のふるさとを創りたい」と、述べた。

 参加者は常盤出身の43人を最多に、出身地区ごとのテーブルに座り、息災を喜び合うとともに、ふるさとでの思い出話に花を咲かせた。

 会場出入り口付近の壁に貼られた、本紙提供の「栄村を向いた六地蔵」の写真前には、多くの人が立ち止まり、「飯山らしい話だね」「今度帰ったら、ぜひ見に行きたいね。それまで、このままにしておいてほしい」など、会話を交わしていた。

 その中の1人、岡山桑名川出身の元裁判官で、リクルート事件の一審を裁いた渡辺忠嗣さんは「いやあ、感動した。偶然にしたって、奇跡だね。飯山の優しさかな?」などと話した。

 同日は改めての、栄村への義援金カンパが行われ、いいやま記念の森植樹が縁で飯山会に参加している、栄村出身の松永勝之さんに、約10万円が託された。

 ことしの交流会参加者では最高齢者だった、飯山南町出身の小林豊年さん。91歳になる。故古田十一郎さんの誘いを受けて参加して以来、精勤賞ものの出席率。終始笑顔で旧知の友人と話し込んでいた。
 交流会半ばには、からす踊り保存会の鈴木稔さん、清水重右エ門さんら6人が、郷愁を誘うからす踊りを披露。このために、浴衣を持参した人もいて、踊りの輪が連なった。

 会場では、毎年、絶大の人気を集める笹餅やアスパラガスなどの野菜、きのこの加工品などふるさとの香味豊かな特産品の販売も行われ、交流会開会前から、幾重もの人垣ができた。

 交流会は各地区ごとの、小学校校歌の合唱、そして、全員が手をつないで輪をつくっての「故郷」「朧月夜」「信濃の国」の合唱で幕を閉じた=写真=。
 
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