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TOP - 過去掲載記事 - 2011年05月07日号 | |
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5月7日号掲載記事 | |
◆住みなれた集落に村営住宅 - 長野県北部地震<栄村> | |
![]() 復興方針は▽被害を受けた方の速やかな支援▽住宅対策▽農林業対策▽商工業・雇用対策▽インフラ復旧▽教育文化▽その他住民生活支援―の7項目。 このうち、被災村民への速やかな支援では、罹(り)災証明発行手続き、罹災証明に基づく支援手続きのほか、栄村に寄せられた義援金に関して、「栄村災害義援金配分委員会」を設置し、被害程度に応じた、公平な配分を検討する。 委員会は議会、民生児童委員会、商工会、社会福祉協議会、農業委員会代表に副村長、教育長、村の課長クラスを加えた12人で構成される。 住宅対策では、横倉・北野合わせて40戸の仮設住宅を建設し、6月1日の入居を予定。これに加えて、県が15戸の住宅を建設することが決まった。 村では今回震災で、過疎に拍車がかかることも懸念されることから、住宅困窮者が住み慣れた村内の集落で住み続けられるよう、集落のコミュニティー維持、高齢化対策の視点を重視し、恒久住宅としての村営住宅の建設を、入居が必要な人の集落を基本に計画する。村営住宅は高齢者用、若年世代用などのタイプで、高齢者用については介護サービスとの連携を考慮。ことし10月までに設置方針を策定し、平成24年の降雪前の入居を目指す。 被災住家・非住家の解体に加えて、地震で倒壊したり、解体で生じた家屋などの建築廃材の収集・運搬に関しては、住家に限らず作業所や物置についても村が費用の全額を負担する。 農林業対策では、農地被害実態調査の結果に基づいて、県・JAと対策を協議、近く農家への説明を行う。 教育では栄小中学校の完全復旧を進めるとともに、村外避難者の通学対策を実施。村外に避難している小中学生は飯山市に11人、津南町に3人、松之山町に2人の、合計16人で、うち飯山市からの小中学生9人は、村がスクールバスで送迎している。 生活支援では▽村税減免▽水道・合併浄化槽・農業集落排水・村営住宅・ケーブルテレビは、被災・復旧の状態に応じて使用料を減免▽要介護者のケアについて、近隣デイサービス事業者への協力要請を継続▽罹災証明の区分に応じて保育料を減免―など行う。=詳細は村役場へ=。 |
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◆ふるさとの原風景に癒されて - いいやま菜の花まつり<飯山市> | |
![]() ことしは残雪や、気温の上がらない日が多かった影響で、菜の花の開花は遅れ、3日のイベント初日は5分咲き程度に。 開会セレモニーは、地元東小学校の5、6年生で構成される鼓笛隊が同小から、野外ステージまで演奏行進して始まった。実行委員長の足立正則飯山市長は「かつて菜の花の咲く、ふるさとの原風景を復活させようと、地元の菜の花さかせるかいが中心となり、ここまでやってきた。今回も自然を満喫できるイベントをたくさん用意したので、楽しんでいただきたい」とあいさつ。菜の花さかせるかいの大月肇さんは「震災があり、疲弊されている方も、きょうは1日ゆっくりここで過ごしていただいて、癒されてほしい」と、話した。 飯山観光局などが主催した「原風景ゆったり散策ツアー」には、主に県外からたくさんの参加者があり、案内人から公園内の名所などの説明を聞きながら3`ほどの道のりをのんびりと見て歩いた。 4日には10回目となる「朧月夜音楽祭」が野外ステージで行われ、連続参加の「飯山小合唱隊」「東小」「夢」を含む26団体、約500人が好天の下、各々の「朧月夜」を菜の花公園に響かせた。また、10回を記念して結成された「菜の花合唱団」は、地震の影響で練習場所の変更などを余儀なくされたが、同日は50人ほどのメンバーが、参加団体のトリの合唱を行った。 出店ブースでは3、4日の2日間、栄村の振興公社が、同村の特産品の販売などを行い、復興に向け、元気を出して前向きに取り組む姿が見られた。 地元中高生が中心の「菜の花すくーる」の子どもたちは期間中、公園内の清掃や、イベント補助などの活動を行った。武田菜那さんは「今週末が一番の見ごろになると思うので、イベントが終わってもたくさんの人に訪れてもらいたい」と話した。 |
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◆ハシゴの鯉 - 北信濃風物詩<連載> | |
![]() 体育会系だから、規律正しく統制のとれた行動に、感動さえしてしまう。 そんな若者たちがハシゴの上で乱舞する。 それをとびで支える。 騎馬戦ではいつも足役だった記憶から、脇役に心ひかれる。 ことしもみごとなハシゴ乗りを見た。 ご苦労様。 |
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◆残雪のカタクリの道を- 五束神社周辺で観察・勉強会<飯山市> | |
![]() 「北信濃の里山を保全活用する会設立準備会」(井田秀行代表)が主催したもので40人近い参加者があった。 参加者は、県自然観察インストラクターの橋勸さんと、信州大学教育学部准教授でもある井田さんの説明を聞きながら、残雪も見られたカタクリの道を歩き、カタクリに加えてこの時期に咲くアズマイチゲやショウジョウバカマなどの植物を観察した。 井田さんは「山の手入れや、人が生活のために山を利用してきた活動が、カタクリの生育を守っている」と話した。 井田さんが設立準備会代表を務める「北信濃の里山を保全活用する会」は、この地域に生息し、今は絶滅に瀕しているオオルリシジミを始めとする里山の生物の多様性を保全し、後世に継承していきたい―と、今後、生態観察や保全活動、学習会などを計画し、市民ぐるみでの活動を目指している。 今月22日、飯山市民会館で「北信濃里山シンポジウム」を予定しており、そこで会を設立、基調講演やパネルディスカッションが行われる。 |
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