TOP - 過去掲載記事 - 2011年04月16日号

4月16日号掲載記事
 
◆45万7000本のボルト締結・千曲川橋梁つながる - 菜の花大橋で締結セレモニー<飯山市・中野市>
 北陸新幹線第5千曲川橋梁(愛称・菜の花大橋)の橋桁に、最後のボルトを締結する記念式が13日、橋梁上で行われた。

 第5千曲川橋梁は長さ751b。千曲川への仮桟橋を設け、3工区に分けて架設工事が進められてきた。平成21年11月から始まった架設工事では、東京スカイツリーをしのぐ、総重量約6100dの鋼材を使い、ことし3月末までに約45万7000本のボルトの締め付け作業が完了した。

 同日は床板が最後につながった、飯山市側から約400b地点の川上で、橋桁最後のボルト締結式が行われ、足立飯山市長、小田切治世中野市長、木村宏鉄道建設・運輸施設整備支援機構鉄道建設本部北陸新幹線建設局長らが参列した。

 式では飯山・中野両市長らが、金色の工具でボルトを締め、握手を交わした。木村局長は「菜の花に間に合ってよかった。難産のうえに発注できた橋梁で、北京オリンピックによる鋼材高騰などの影響も受けた。3年間の渇水期を使う予定が、2つの渇水期で工期内架設ができた」と、あいさつした。

 同橋は工程的に長野〜能生間建設工事の最大の難関とされ、建設工事は工期的・工程的に山を越えた。土木工事は概成し、ことし6月ごろにはつながる見通しという。今後は床板のコンクリート打ち、軌道、電気などの工事に入る。

 足立市長は飯山・中野市を結んだ橋上で、「新幹線飯山駅が広域的に活用されることを期待している」と、話していた。
 
◆震災復興の励ましにも - 栄小学校開校・入学式<栄村>
 3月12日の長野県北部地震で被災した栄村で、被災から1カ月たった12日、栄小学校(大日方秀康校長)の開校・入学式が開かれた。

 旧北信小学校と旧東部小学校が統合、旧北信小学校の校舎・校地を利用し、栄小学校としてスタートした同校だが、同日朝、震度5弱の地震が発生。村内道路は安全点検のため、一時通行止めに。午前9時開始予定だった開校式に、子どもたちを乗せたスクールバスが到着できない事態になり、急きょ開始時刻が変更された。

 開校式では、島田茂樹村長があいさつし、「旧北信小学校は地震発生直後から避難所として、一時は340人という大勢の皆さんが避難されておりました。各集落のライフラインの復旧に伴い、避難所は9日に閉鎖となり、時間の無い中でしたが教育委員会並びに、校長先生を始め、教職員の皆様方で開校準備を進め、本日を迎えることが出来ました。子どもたちが元気に、健やかに成長されることを願うとともに、新しい校章・校歌の下、児童の皆さんには、ここに栄小学校あり―と胸を張って言えるよう、勉強にスポーツにがんばって下さい。栄小学校の開校が、村民を元気付け、震災復興への励ましとなることを祈っています。」と述べた。

 入学式では、今年度12人の新入生のうち病欠を除く10人が、在校生や保護者らが見守る中、上級生に手を引かれ、少し緊張した面持ちで入場した。

 大日方校長は新入生に「返事やあいさつが元気よくできる子になりましょう。誰とでもお話したり、遊んだり仲良くしましょう。自分のことは、自分でできるようにがんばりましょう」と、3つの「がんばって欲しいこと」を話した。

 在校生代表で児童会長の樋口杏夏さんは「大きな地震があって、みんな大変だったと思います。でも、村の人、ボランティアの人、工事をして下さった皆さんのおかげで、きょう、この入学式を迎えることが出来ました。ありがとうの気持ちを忘れずに、元気に頑張っていきましょう」と、あいさつした。

 また、この日は県内のラーメン店約40店でつくる「信州麺友会」のメンバーが、これからの学校生活、復興活動をがんばって欲しい―と、小学校の玄関前でラーメンを振舞い、保護者や子どもたちが美味しそうに食べる姿が見られた。
 
◆雪割り - 北信濃風物詩<連載>
 簡単に「先人たちの知恵」などというけれど、その知恵は十分に科学的である。

 春先の雪割り。

路傍や田畑の雪を、今は重機で割り、風通しをよくする。

融雪を促進する知恵である。

今、この季節、北信濃路に様々な怪獣が現れる。

ペンギンやオットセイなども。

怪獣たちは日に日にやせ細り、黒ずむ。

冬が去りかかっている。
 
◆「観光救済」で村に要望書- 野沢温泉旅館組合<野沢温泉村>
 未曾有の規模の東日本大震災で、旅行のキャンセルや手控え、外国人観光客の激減―など、観光業界への影響が深刻化している。

 東日本大震災に加え、長野県北部を震源とする地震で、村内や隣接する栄村で被害が出た野沢温泉村。「旅館ホテル事業協同組合」(森行成理事長)はこのほど、村に対して▽被災地避難者の受け入れと情報公開▽支払い困難者の公共料金支払い猶予▽各種融資制度の規制緩和・特例の実施▽復興期の効果的な誘客宣伝・観光キャンペーンの実施▽まちづくりなど積極的な観光振興策の継続実施―を求める要望書を提出した。

 同組合によると、野沢温泉では大震災から10日過ぎた3月21日時点で、組合加盟の旅館22軒の宿泊予約キャンセルは約7000人。1億数千万円の実害が出た。経済波及効果を換算すれば、損害は2億円近くになるという。予約のキャンセルはその後も続き、今のところ、5月の連休にも及んでいる。

 森理事長は「未曾有の災害による、こうした間接的被害は、克服するに個人の努力限界をはるかに超えている。このままでは不況による倒産など『第2の津波』にさらされかねない。村の基幹産業である観光を救う、あらゆる手立てを講じてほしい」と話す。

 この要望に対して村では、支払い困難者の公共料金(税を含む)の支払い猶予に関して、個別の相談に応じること、震災対策として、国・県・村・金融機関からの借り入れに対し、500万円を限度に5年間、0・6%の利子補給を行うことを決めた。既に相談を受け付けており、8月31日まで窓口を設ける。

 各種融資制度の規制緩和については、ケースバイケースで特例措置を検討することも考慮している。
 
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