TOP - 過去掲載記事 - 2011年04月09日号

4月9日号掲載記事
 
◆低調 岳北2村・問われる県議の存在感 - 長野県議選<岳北>
 任期満了に伴う長野県議会議員選挙は、今月1日告示された。飯山市・下水内郡選挙区は、現職の宮本衡司さん(59)=創志会A・飯山市飯山田町=以外立候補者はなく、宮本さんが2期連続となる無競争当選を果たして3期目の議席を得た。

 中野市・下高井郡選挙区では、小林東一郎さん(52)=無所属現@・連合長野推薦・中野市間山=、丸山栄一さん(55)=無所属現@・自民党推薦、公明党支持・中野市安源寺=、宮川好正さん(60)=民主党新・国民新党、連合長野推薦・中野市岩船=の3人が立候補した。

 飯山市・下水内郡選挙区の宮本さんは、無競争当選が決まった1日午後5時過ぎ、選挙事務所で記者会見に臨んだ。宮本さんは無競争に関して「本来なら政策論争を交わし、有権者の皆さんに見定めていただく機会としたかった。連続の無競争で県産業・経済の衰退、県財政の逼迫、人口減少に合わせた行政形態の構築―などといった、重い課題と向き合う責任を背負ったと認識している」と、述べた。

 そして、大地震被災地栄村を、厳しい環境下でも高齢者が安心して暮らし、若い人が帰ってくる―という、モデル地区として位置付け、当面、被災地復興に全力を挙げる考えを示した。

 中野市・下高井郡選挙区では、小林さんが「誰もが希望をもって暮らせる長野県に さらなる県政改革を 暮らしを支える政治の実現」を、丸山さんは「地域の特色を活かした経済強化と充実 人・物・情報の広域連携と交流促進 多様な特性を活かした拠点づくり」を、宮川さんは「県民全員参加による、確かな地域づくり」を訴えて、三つ巴の激しい選挙戦を展開している。

 岳北2村では、小林陣営が木島平村で芳川村長後援会一部幹部クラスが、丸山陣営は木島平村・野沢温泉村で一部村議が、宮川陣営は篠原代議士支持者層がそれぞれ輻輳しながら、後援会役員に名を連ねている。

 ただ、岳北ではこれまでの県政との関わりの中で、県議の存在感が希薄なことも事実。地域に密接した具体的施策に欠ける選挙の実態に加えて、野沢温泉村の大地震災害もあり、投票率の大幅な落ち込みが懸念される。
 
◆村営住宅 村単でも - 住宅の被害認定調査始まる<栄村>
 栄村で4日から、大地震で被災した住宅の被害認定調査が始まった。被災者生活再建支援金支給のほか▽住宅応急修理制度の支給▽公営住宅、仮設住宅入居▽民間の保険など請求▽税の特別措置―などの申請に必要な「罹(り)災証明書」の発行に向けての調査で、住宅が対象。

 栄村居住確保対策チームの資料では、住家800棟、非住家700棟を対象に、今月17日まで実質14日間に、調査員延べ420人が調査に当たる。

 被災した住宅の被害判定区分は▽全壊(建て直しをしなければならないような状態)▽大規模半壊(ほぼ全壊に近く、全面的に補強や補修をしなければ居住が困難な状態)▽半壊(損壊が甚だしいが、補修すれば元通りに使用できる状態)▽1部半壊(全壊・大規模半壊・半壊に至らない程度の破損で、補修を必要とする程度の状態)―。

 4日から始まった被害認定調査では、県や市町村、建築士会などの建築技師、家屋評価の経験がある県・市町村職員のほか、事務補助として栄村・県職員が3人1組で、被災住宅を巡回して行った。
 同日、村役場周辺の森地区では、調査員が住宅所有者の立会いで住宅の内外を調べた。一帯は地盤のズレや亀裂が大きく、建物は軽微な損壊に見えても、応急危険度判定によって「危険」と表示された建物が多い。

 近くの「要注意」の住宅では住人が「どうなるかわからないが、直して住めるものなら」と、調査作業を見守っていた。

 同村では6日朝、中条の6世帯に出していた避難指示を避難勧告に切り替えた。上下水道は森地区の一部で施設が復旧していないが、数日中には復旧の見通しにある。

 こうした状況の中で島田村長は、被害認定調査の結果を踏まえ、集落の状況を見ながら―と前置きし、村営住宅の建設を進めたい考えを明らかにした。今年度事業として、東部小学校施設を改修する村営住宅を12戸建設することに加え、激甚被災地区ごとに―も想定し、国や県の補助制度が活用できない場合には、村単独でも村営住宅を建設する考えを示した。なお、県が先に建設を表明した仮設住宅については、北野天満温泉敷地内に2DK5戸を、北信小に隣接する農村広場グラウンドに1DK7戸、2DK19戸、3DK9戸が建設される。
 
◆いつもの花 - 北信濃風物詩<連載>
 いつもなら、遅くても3月末には連絡をいただいていた。

「例のカタクリ咲いたで」と。

それがことしは、4月に入ってから。

この地方で、真っ先に咲く、カタクリ群生地のこと。

飯山市北部の、千曲川に臨む斜面。

大ぶりで、比較的濃い紫色の花を咲かす。

時節柄、花を愛でることにも気が引けるが、確かな春である。
 
◆「NPOって?」悩んで- みゆきのアート蔵解散へ<木島平村>
 木島平村中町の「中町展示館」(岩上隆静館)を拠点に、みゆき野一帯の文化発展を願い、文化発信基地となる活動を目指して設立された「NPO法人みゆき野アート蔵(くらぶ)」が、解散することを決めた。

 平成15年秋設立し、岩上さんの絵画常設展示に加えて、蔵会員展や公募展、さらに児童作品展、個展など、様々な展示企画を運営。地域と連携して区史を伝える展示や、伝統行事・芸能―などを保護、継承する活動を重ねてきた。

 が、一時120人ほどいた会員や来館者は年々減少し、期待した展示館使用件数も少なく、運営に支障が生じる事態となった。

 同館の運営には、村から120万円ほどの補助金があるが、水道光熱費や管理費などに充てるのがせいぜい。それでも、会員の会費や、展示施設の利用・入館料、地場産品の販売や喫茶などで、運営を続けてきたが、昨年辺りから収入減が深刻になっていた。

 アート蔵理事長の森徳壽さんは「NPOといっても、ほぼ展示と管理だけ―というのが実態。本来なら、収益を生んで活動を支えていくべきだが、現状では自立して活動していくことができない」と話す。蔵は先月の臨時総会で、組織の弱体化、経済面の困難―などを理由に、解散することを決めた。

 森さんは「NPOって何なのか、どうすべきかを考えた。村の補助を増やしてもらったら―という声もあったが、それはNPO活動とは違うように思う。解散してもこれまでの活動を大切にしていきたいが…」と苦渋の思いを語る。
 
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