TOP - 過去掲載記事 - 2010年09月11日号

9月11日号掲載記事
 
◆新しい飯山市長に足立正則さん - 飯山市長選<飯山市>
 任期満了に伴う飯山市長選挙は5日、投・開票が行われ、前市副市長の足立正則さん(59)=飯山奈良沢=が、同じく新人の前総務省大臣官房審議官、江沢岸生さん(56)=太田大深=に2200余票差をつけて初当選した。

 7月末の、1日違いの出馬表明以来、40日余りの選挙戦は当初、30数年ぶりに居を郷里に移しての帰郷出馬となった江沢さん、副市長として、表に出ることが少なかった足立さんともに、「知名度」アップから始まった。

 選挙戦は広範な層の支持組織、議会3会派、そして、告示1週間ほど前には、革新系の市民が主人公の飯山市をつくる市民の会が支援を決めた足立さんが終始先行する形となった。

 開票結果では、2222票差となったが、足立さんの「完勝」は事実としても、「僅差」とする見方もあり、江沢さんの「猛追及ばず」ということか。

 足立さんの独走、大差の勝利とも見られた今回選挙。江沢さんの掲げた「新しい風」が予想以上に共鳴を広げた結果となった。平成21年度市民満足度調査では、市政全般に対する市民の満足度は平均値3・6。「満足」「やや満足」合わせて48・4%だったが、選挙結果はそうした市民意識の底流にあった、人口・経済のジリ貧化に対する閉塞感、市政に感じる停滞感を浮き彫りにした。

 また、8年前の市長選と比べて、10ポイント以上も落ち込んだ投票率は、得票結果に少なからぬ影響を与えたとも見られる。大票田の飯山・秋津・木島・常盤でそれぞれ、期日前投票を除く当日の投票率は平均値(71・81%)を下回った。

 有権者が今回市長選を、実質的な「無風」と見たゆえなのか、それとも選択拒否の意思の表れなのか。両陣営ともに、投票権の行使を阻害した要因が何であるかを、真摯(し)に考えたい。

 票差の評価はともかく、疑念の余地のない差で、足立さんが新しい飯山市長に選ばれた。有権者はこれからの4年間、市政の舵取りを足立さんに託した。選挙戦で足立さん、江沢さんが示した意思や政策は、本紙で紹介した。市民に対する約束事である。勝者であろうが、敗者であろうが、約束事を守る責任がある。有権者の選択を尊重するならば、「しこり」は残すまい。
 
◆寺の格天井から算額 - 研究者・高校生ら見学会<飯山市>
 飯山市常郷の石峰山真當院(村山正敬住職)でこのほど、明治時代に奉納された算額=写真=が発見され、長野県和算研究会のメンバーらが4日、同院で見学会を行った。

 算額は同院本堂横の間の格天井に使われていた1枚で、寸法は45aの正方形。飯山市文化財保護委員で、木島平中学校長の樋口和雄さんが同院を仏像調査で訪れた際に偶然見つけたもの。

 村山住職によると、明治39年に火災で本堂と庫裏が焼失。翌年の本堂再建の際に、焼失を免れていた観音堂にあった格天井を移設したのではないかという。

 算額には、今でいう数学の問題が記されている。『今ここにあるように、正三角形に直径の等しい円が三個内接している。この三個の等しい円の直径は一万四千七百二十二寸である。このとき、三個の円の中心を通る円の直径は何寸か』とあり、合わせて答えと解法、奉納年と奉納者が記されている。 県内に現存する算額では72枚目、飯山市内では4枚目の発見だという。 

 また、この日は飯山北高理数科の大池裕達教諭と生徒3人も招かれた。同校理数科では昨年から和算・算額をテーマに、課題研究に取り組んでおり、その際に和算研究会メンバーの北原勲さんに指導を受けた。今回、発見の知らせを聞き、見つかった算額を現代解法で紹介・発表しようと参加した。

 理数科2年の竹之内礼さんは「昔の人は計算機など無かったのに独自の計算法を駆使し、このような問題を作って算額にするなんてすごいと思いました。」と話した。

 見学会ではこの後、飯山市常盤の滝澤周造さん所蔵の、県内で唯一の「掛け軸算額」や野沢温泉村湯沢神社の算額などを見て回った。
 
◆初見の秋 - 北信濃風物詩<連載>
 今夏の猛暑は、草花にとっても大変だったろう。

ひまわりは開花ほどなくして茶褐色になってしまった。

葉っぱはやはり先端が茶色に染まり、早くも落葉さえしている。

 ここに来て待望の雨、と、思ったら台風。

それも進路が近いという。

時折雨が降り、外気が心地よかった日、コスモスの帯を見つけた。

きょうから秋なのか。
  
◆15年ぶり鳥居建て替え - 飯山市柳原の山口神社<飯山市>
 飯山市柳原山口の(通称)山口神社の鳥居が15年ぶりに建て替えられ、5日、山口むらおこし委員会(岸田幸雄委員長)メンバーらが建立作業に汗を流した。

 同神社は集落の西側上段、山口城址の麓に祀られる古社。旭神社に合祀されたが、ムラのお宮として守られ、親しまれている。堂の中には飯山市内で最も古いといわれる馬頭観音石造が安置されているという。

 今回、平成7年に建立した鳥居が老朽化したため、建て替えることを決め、区民の理解、協力を得てスギを提供してもらい、加工した。同日、神社階段下の、旧礎石に鳥居を設置する作業には、むらおこし委員会・青年会メンバー、区民ら約20人ほどが集まり、鳥居を組み立てた後、ロープを使って立ち上げた。

 秋祭りには鳥居の前で天狗の舞いなどが披露されており、新しい鳥居にカメラを向けるお年寄りの姿があった。
 
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