TOP - 過去掲載記事 - 2010年07月10日号

7月10日号掲載記事
 
◆四季の彩が感じられる温泉公園を - 温泉健康館跡地の再利用で答申<野沢温泉村>
 温泉健康館の跡地再利用などに関して、富井俊雄村長から諮問を受けて、論議を重ねてきた野沢温泉村観光振興審議会(森行成会長・委員17人)は6日、会議を開き、諮問案件の中で先行審議してきた、温泉健康館の跡地再利用に関してまとめた答申案について最終協議を行い、成案を村長に答申した。

 「温泉健康館跡地の再利用に関する答申書」。その要旨は、温泉健康館跡地を「温泉パーク『故郷』」(仮称)とし、四季の彩が感じられる温泉公園を造営されたい―というもの。方向性として@周辺の景観に配慮し、温泉文化(情緒性)継承にふさわしい施設。「歩いて楽しいまちづくり」理念の具現化が求められることA温泉(借湯)の有効利用によって、本格的な浴場を目指し、営業収入が見込まれることB設置場所が麻釜地籍という「地域の特性(文化)」が生かされること―。

 この「方向性」について「解説」では、@景観への配慮、「歩いて楽しいまちづくり」は、村にとって必要不可欠の構想であることA浴場施設は維持経費を軽減するとともに、小規模ながらも営業収入が見込める温泉施設が望ましいこと。温泉有効利用には、現存する露天風呂やサウナ施設を、有料化にふさわしい施設に改修すること。足湯・融雪なども考慮に入れること―など、方向性を具体的に示す。

 「温泉パーク『故郷』」に関して答申書では、地域特性として、温泉健康館跡地は、文部省唱歌「故郷」「朧月夜」「春の小川」「紅葉」など、数々の名作を作詞した、高野辰之博士の終焉の地であることを強調する。かつてそこにあった高野博士の「対雲山荘」は、温泉地にあっても多彩な生態系に恵まれ、村びととの交流の場でもあった―といわれ、歴史的にも文化史的にも風土性があり、学術・芸術と温泉文化が融合した「高野辰之の世界」に、地域特性を見ることができる―とする。

 同日の温泉健康館跡地再利用に関する答申案最終審議では、原案の大幅な修正もなく、森会長が富井村長に答申書として手渡した。
 
◆激戦の実感ないまま - 参院選11日投票へ<岳北>
 任期満了に伴う参院選は11日の投票日に向けて、各陣営とも最終盤の臨戦体制でしのぎを削っている。

 実質的に人口が集中する都市部での選挙活動が重視され、北信濃地方では「激戦」の実感もなく、総体的に盛り上がりに欠けたまま、投票日を迎えようとしている―というのが実感か。街頭演説・演説会なども一般有権者のさほどの関心を集めず、このままでは投票率の低下さえ懸念される。

 期日前投票者は5日現在、飯山市で743人、木島平村で248人、野沢温泉村で101人、栄村で64人。飯山市では、ここ数年の国政選挙時と比べて出足が悪く、ここに来て若干回復傾向は見られるが、それでも好調とはいえない実態になっている。ちなみに昨年の衆院選では、北信濃4市村平均投票率が77・71%、前回平成19年の参院選は68・43%だった。

 今回参院選では自民党新人の若林健太さんが「元気に暮らせる信州と日本をつくりたい。まっすぐ!」、共産党新人の中野早苗さんは「こどもたちに輝きを! くらしと経済をこわす消費税増税を許しません あたたかい政治を求めてひとすじ」、民主党新人の高島陽子さんは「信州から、政治を変えよう。公正な社会へ」、民主党現職の北沢俊美さんは「豊富な経験ふるさとのために」と、それぞれアピールする。

 このほか、みんなの党新人の井出庸生さんは「『脱官僚』『地域主権』『生活重視』 消費税10%まった! 信頼される政治を長野から!」、幸福実現党新人の臼田寛明さんは「幸福実現党なら 雇用が増えます。収入が増えます。日本の安全を守ります。」と説く。

 今回参院選の最大の争点とされた消費税引き上げ問題が、途中で焦点がぼやけ、沖縄米軍基地問題も実現性ある具体策はほとんど語られない実態の中で、有権者は何を期待して1票を投じるのか。その審判が11日下る。
 
◆雪の花 - 北信濃風物詩<連載>
 雑草と見まごうばかり―といったら、雑草に悪いのか、それともその花に悪いのか知らないが、花の寺の参道にユキノシタを見つけた。

葉っぱはさして目立たず、繁殖力の強さに、時として閉口もするが、いい花を咲かす。

 その名の通り雪に耐えて冬を生き、初夏に決まって凛とした花を咲かす。

雪国の民の生き方が重なって見える。
  
◆「花交流」に夢育てて - 戸狩温泉花祭り・花結び<飯山市>
 「戸狩温泉花祭り・花結び2010」は3・4の両日、戸狩温泉トピアホールを会場に開催された。両日ともに不順天候で、来場者はもうひとつだったが、会場は地元を中心に、学校や個人、グループなどから寄せられたプランター植えの花で彩られ、寄せ植え講習会は多くの愛好者らで盛況だった。

 周囲の大自然を背景に、民宿の里を色とりどりの草花で彩り、花を愛する人たちを迎えたい―と、女性を核とする地域の人たちが企画し、運営する「花結び」。ことしはペチュニア、ベコニア、サンパチェンスからアジサイ、ニチニチソウ、ツボサンゴなど、多彩な花のプランター約450個が集まった。

 多くは地元の団体・グループが、花結びに合わせて育ててきたものだが、中には戸狩小学校・保育園、個人から寄せられたプランターも。この中にはまた、自然体験教室で訪れた神奈川・横浜市立岡津中学校からの4つのプランターがあり、今後の本格的な「花交流」に夢を育てた。ことしはさらに両日、以前援農体験で訪れた東京からのボランティア3人が、イベントをサポートして、関係者を喜ばせた。

 佐藤宏子さん指導の「癒しの寄せ植え講習会」では、約20人の参加者がギボウシ、キク、アワモリショウマ、コタヌキラン、アジサイなどの寄せ植えに挑戦した。
 
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