TOP - 過去掲載記事 - 2010年03月13日号

3月13日号掲載記事
 
◆農業を次代へつないでいくために - 第3期いいやま農村女性夢プランお披露目会<飯山市>
 農村女性が「飯山に伝わる豊かな食生活や環境を担ってきた農業を、次の代へ、またその次の代へとつないでいくために、今、私たちに何が出来るか」―と考え、協議、検討を重ねて策定した「第3期いいやま農村女性夢プラン」のお披露目会が3日、県飯山庁舎で行われた。

 飯山市の農村女性団体・グループ、JA、農業委員会、県・市機関などは平成11年、男女がともに夢を語り、豊かな農家・農村生活を築くことを目指して、第1期いいやま農村女性夢プランを策定した。

 プランはその後、男女共同参画の取り組みなどで一定の成果を上げたが、一方で農業従事者の高齢化、農業後継者の減少などから、地域農業の将来に不安も高まり、第2期プランを経て今回の第3期プランの策定が取り組まれていた。

 同夢プラン策定委員会(三ツ野幸美委員長)が、このほどまとめた「ともに築く いいやま農村女性夢プランV」は、22年度から26年度を見通した指針。「目指す姿」として▽農業経営▽暮らし▽地域社会―の項目に行動計画を掲げ、その実践を通して「個々の自立」を目指す。

 この中で「農業経営」では▽農業に自信と誇りがもてる経営を目指し、その条件整備を(パソコン記帳と、記帳に基づいた経営分析・青色申告。経営方針・労力配分・収益配分・役割分担を明確にするための家族経営協定の締結―など)▽地域農業ビジョンを語り合う場への積極的参加(女性が参画できる、集落での営農会議の場づくりなど)▽環境に優しい農業への積極的な取り組み(エコファーマー・県環境に優しい認証の取得)▽多様なマーケティングとの取り組み(農産加工による付加価値販売、地元消費の拡大、伝統野菜の栽培継承と情報発信など)▽新規作物の導入検討と農業技術の確立―など掲げている。

 また「暮らし」では▽農家のよさを活かした食卓づくり▽安心して老後を迎えられる生活設計樹立▽知恵と技を活かした、環境に優しい暮らしの勧め―、「地域社会」では▽女性の能力や感性をいかした政策提言▽人材育成の場づくり▽食と農をつなぐ活動―などと取り組む。

 同日は、「集落営農づくりに参画して」「ちいさなパン屋さん・パン工房みれっと誕生」「伝統野菜(常盤ごぼう)の消費拡大へ」の活動事例の発表もあり、今後は第3期プラン推進会議として、プラン実現と取り組んでいくことを決めた。



(写真=地域農業の未来に夢と決意が語られたお披露目会)
 
◆雪の中伝統の山出し - 五束の御柱・木本祭<飯山市>
 ことし5月2、3の両日開催される伝統祭事、飯山市太田五束の御柱祭に向けて7日、御柱を切り出す「木本(このもと)祭」が行われた。

 健御名方富命彦神別神社の今回で36回目を数える御柱祭。社家の系譜には宝亀五寅(774)年の記述があるが、現行のものは寛成12(1800)年以来―と、伝えられる。

 中世ロマンの里づくり実行委員会(宮本勉委員長)では先に、ことし5月2日に里曳き・前夜祭、3日に本柱祭を行う日程を決めた。

 7日の木本祭は、昨年11月に選定した2本の御柱を伐採し、道路に面した最寄りの所定場所まで引き出す行事で「山出し」ともいわれる。午前中に一の御柱、午後に二の御柱を切り出した。

 いずれも五束の公会堂から行列を立てて、御柱に向かい、同じ仕儀で祭事を行った。同日は寒の戻りで細粒の雪が吹き付ける天候となったが、行列・切り出しには実行委員、関係三区役員、氏子、住民ら約200人が参加。

 一の御柱は、五束集落裏山の顕国玉神社地内のスギ。昨年11月に見立てを行い、選定された胸高の幹周約2bほどの巨木で、樹齢約100年とみられる。

 ご神木前の祭壇に斧や鋸、手斧などの道具類も供えられた神事の後、御柱掛棟梁の指揮でチェーンソーや楔(くさび)などを使って御柱が切り倒された。枝払いや三丈五尺(約10・5b)の長さでの切断作業などを経てそりに乗せられた御柱は、御幣に先導され、約200b下の道路際まで曳き出された。

 2本の御柱は5月2日、柳沢、堀ノ内の各公会堂を出発し、お宮の一の鳥居まで引き運ぶ「里曳き」が行われ、3日の本柱祭で建て上げられる。



(写真=そりに乗せられて里への道を下る御柱)
 
◆戻り雪 - 北信濃風物詩<連載>
 雪解けが進み、屋根にさえ名残りの雪だけがあったのに、戻り雪がきて、北信濃路はまた白い雪に薄っすらと覆われた。

行きつ戻りつの季節。

それでも春の歩は止まらない。

斑(はだれ)雪。

消え行くも早い淡雪と言っていいのか。

寒が戻って、鉢植えの野草花をあわてて隠した。

古刹のかやぶき屋根は薄墨色に彩られた。
  
◆世界の壁・決意新たに - 柏原さんが母校で報告会<飯山市>
 飯山南高校出身で、先ごろ閉幕したカナダ・バンクーバー冬季五輪にノルディック勢では最年少となる18歳で出場を果たした柏原理子さんが8日、飯山高校(鈴木詩郎校長)を訪れ、在校生や職員の歓迎を受けて出場報告会を行った=写真=。

 柏原さんは白馬村出身で現在は早稲田大学スポーツ科学部1年。バンクーバー冬季五輪ではクロスカントリー女子10`フリー(61位)と女子20`リレー(9位)に出場した。

 報告会では、応援への感謝とこれからの決意が語られ、在校生から様々な質問がされた。その中で柏原さんは「世界のトップ選手は比べものにならないくらい速かった」「4年後のソチ五輪に絶対出るという思いを内に秘め、1日1日を大切にしたい」と話し、「若いうちは何ごとにも諦めずに挑戦してほしい」と在校生にエールを贈った。
  
■農村文明の創出目指し - 木島平新年予算案・文明塾開設など柱に
【道しるべ】 - 伝統祭事を守る地域力
■「ナラ枯れ」天保にも - 秋山の自然と人間研究報告会
■「食の安全」観光にも - 野沢温泉村でエコファーマーの会発足
■最優秀賞は「光芒」に - きじま平フォトコンテスト
■有事の際にも協力が - 20年目の岩見家いとこ会
■留学生とスキー交流 - 岳北日中友好協会・前村長らが指導
■「善意の思い」山積み - みゆき野飯山ロータリークラブ/雪まつり実行委
■暗い人からサービスやアイデアは… - 飯山雪国大学文化講演会で森永卓郎さんが講演
■相談室が癒し空間に - 城南中学校で木質化作業
◇夏のじろばた - 山里梢
◇熊さんの身近な動物記 - 小学校に来たタヌキH
◇エミリーのわんっダフル犬生活
◇JA北信州みゆきだより
◇ふりむいた人
◇今週のスポーツ
◇伝言板
◇らくがき

TOP - 過去掲載記事 - 2010年03月13日号