TOP - 過去掲載記事 - 2009年06月13日号

6月13日号掲載記事
 
◆「因果関係認めた」と地元受け止め - 柳原地区水枯れ問題<飯山市>
 水道水源に加えて農業・生活用水の枯渇・減水が顕著になっている問題で、それが北陸新幹線飯山トンネルの掘削と無関係ではない―として独自調査に加え、市や鉄道建設・運輸施設整備支援機構などに、水源など調査を要請していた飯山市柳原の水枯れ問題対策委員会(阿部功委員長)は4日、総会を開き、関係機関に調査結果の報告を求めるとともに、今後の活動などについて話し合った。

 同日の総会には同機構鉄道建設本部北陸新幹線建設局の萩原秀樹工事第二課長、飯山市の稲生孝建設水道部長ら約50人が出席。阿部委員長は「この地で米作りをして生活していける方向で話し合ってほしい」とあいさつ。稲生部長は「水道水源の減水はトンネル掘削と因果関係があることが認められているが、農業用水源についても調査で因果関係が認められたと受け止めている。これから補てん策について検討したい」と、述べた。また、萩原課長は「ご迷惑をおかけし、おわびしたい。今後、誠意をもって対応したい」と述べた。

 総会ではこの後、機構側から笹川の流量調査による流量の変化状況が報告され、笹川の流量が明らかに減少していることが明らかにされた。

 同日は地元対策委員から、水源・河川の減水・時期的な枯渇は他にも多くあり、トンネル掘削との因果関係が疑われること、きちんとした水源・流量調査をし、誠意をもって総合的に対応してほしいこと―などが訴えられた。委員の1人は「新幹線駅ができても、ここで生活できずに、住む人がいなくなってしまったら意味はない」とも語った。

 総会では機構側から、農業・生活用水の枯渇・減水現象とトンネル掘削との因果関係を明確に認める言葉はなかったが、阿部委員長はこれまでの調査、機構との話し合い経過を踏まえて、「(機構は)因果関係を認めたと受け止めている」と語り、他の委員も暮らしや農業などに必要な水の絶対量確保に機構の誠意ある対応を訴えた。

 阿部委員長は「区長会で市に対応を要請した。柳原地区では人口の減少が進み、このままでは地区がなくなってしまうおそれもある。子々孫々ここで暮らせるような市の取り組みが課題となる。機構には地域の小さな声を受け止めていただけないか。安心して暮らせるよう約束してほしい」と述べた。


(写真=流水量の減少が明らかにされた「笹川」)
 
◆かっての暮らし、史料に - 下高井農林高で10年ぶりに馬耕<木島平村>
 平成初めごろまで、1部の農家で行われていた「馬耕」が3日、下高井農林高校の学校田で再現された。

 この地方ではかつて、農業労働力として牛や馬が飼われ、家によっては屋内に牛馬が同居する暮らしがあったが、田の耕起、苗代作りなどに馬を使う「馬耕」は、農業機械の普及で平成初めごろまでにほとんど姿を消した。

 同校での馬耕は農村文化クラブ・動物科学クラブが主管したもので、農村文化クラブの伊藤岳部長は「10年ほど前に、本校の先生が再現したことがあると聞き、興味をもった。3年の最後の年でもあり、貴重な史料として残したいと、再現することを決めた」と、説明した。

 同日は15年ほど前まで2頭の馬をもち、馬耕していた―という同村北鴨の水沢禄知さんの指導で、同校が飼育している木曽馬馬鈴に鞍を載せ、同校では約10年ぶりの馬耕を、学校田に再現した。

 水沢さんの話ではかつて馬耕で荒掻き、中掻き、植え掻きなどを行い、乗り鞍を載せて乗用ともしたという。同日、馬鈴に引かせた「馬鍬」(まぐわ・まんが)を洗って仕舞う「まんが洗い」は、田植え作業の終了を告げるもので、農(田)休みには笹餅を作る風習があった。

 同日は生徒が、たずなに泥はねを避けるための竹の棒を結んで馬鈴を引き、もう1人が馬鍬を操作して代掻きを行った。作業の途中、先日生まれたばかりの馬鈴の長女「かりん」(生徒の投票で『りん』は『鈴』に決まったが、『か』はまだ未定)が母親の後を追って水田に入るハプニングもあり、見物に訪れた生徒や近所の人たちの微笑を誘った。


(写真=馬鍬を引く母馬・馬鈴を励ますように「かりん」も)
 
駅の花壇 - 北信濃風物詩<連載>
「花埋みの里」。

美しい言葉だが、自然にその光景が現出されるわけではない。

山に手が入らなくなって山が荒れたのと同じく、花の植栽にも手間隙がいる。

高校生たちの花植え作業を見るにつけ、そう思う。

ローカル駅構内の花壇に花の苗が植えられてもう何年にもなる。

高校生たちの汗の結晶でもある花が旅情を慰めてくれる。
 
  
◆ふれあい朝市オープン - JR飯山駅広場<飯山市>
 「ことしも元気印の農家のお母さんが、大地の旬の恵みをお届けいたします」―。

 JR飯山駅前広場の夏恒例の人気朝市「ふれあい朝市」が7日、今季初市を開いてオープンした。「いいやまふれあい市の会」(坪根津根子代表)が主催するもので、同日はフキ、ワラビなど山菜や、朝採りのアスパラガスなど野菜、シャクヤク、笹餅などまで多彩な商品を売る個人店が広場一帯に並んだ。

 昨年11月以来、約半年ぶりの朝市を待ち望んでいた常連客も多く、市外からの訪れもあって、ことしはいつになく人出が多かった。お客さんは農家のお母さんたちとの再会を喜び、開店早々瞬時に売り切れる商品も。

 会場ではこれも恒例のおにぎりと漬物、きのこ汁の無料サービスもあり、買い物袋を足元に置き、談笑しながらおむすびを頬張る姿が見られた。ふれあい朝市は11月8日まで、毎週日曜日の朝6時半から、同広場に店開きする。


(写真=どの店にも買い物客が絶えなかった朝市)
  
■冠水常襲地にヒマワリ - 中野市上今井古川管理組合
■活性化導く「神子原米」に学ぶ - 木島平米プロジェクト
【道しるべ】 - 住民の取り組み育てて
■森の活用から森の再生を - カシノナガキクイムシ防除対策研修会
■五輪選手とウォーキング - 野沢温泉でデサント「大人の林間楽校」
■疲れているお父さんに - 父の日に「父の酒」・飯山市商業経営塾の酒屋6店
■足湯や語り部も - 野沢温泉百番観音つつじ祭り
■毎日飲む水に関心を - 飯山市水道フェア
■安全は自分で守る誓い - 交通安協木島支部で電動車いす特別講習会
■「花植えびと」が連なって - 飯山市フラワーロード47団体市民が植栽作業
■桜んぼの種飛ばしなど多彩に - 中野市・斑尾ふるさと祭り
■北信濃を彩る三人展 - ギャラリー小菅オープン記念で

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◇田舎主婦ミトのロンドンレポート - 情報が入らない恐さ
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