TOP - 過去掲載記事 - 2008年10月18日号

10月18日号掲載記事
 
◆伝統食と先人の崇高な思い「宝物」に - 2008食育フェスティバル<飯山市>
 県食育推進会議主催の「2008食育フェスティバル」は12日、飯山市のトピアホールを会場に開催された。
 県民に食育や食と農への関心を育てるのが主旨で、県内の食や農に携わる関係機関、団体関係者ら約200人が参加した。

 オープニングセレモニーで、開催地代表として石田市長は「飯山は四季がしっかりと感じられる。深い雪は味わいのある食材を育ててくれる。40年以上農協活動に関わり、子どものころからの食育の大切さを知って、日本で初めてのアグリスクールを始めた。命なくして命は守れないことを知ってほしかった。飯山は食文化の伝承活動が活発であり、今回フェスティバルを刺激として、一層の取り組みを期待したい」と、あいさつした。

 この後、食育貢献団体の表彰が行われ、北信地方では県食生活改善推進協議会北信州支部(原楫支部長)、飯山食文化の会(坂原シモ会長)、いいやまふれあい市の会(坪根津根子会長)が、県食育推進会議会長賞を受賞した。

 食生活改善推進協支部は35年以上にわたって地域住民を対象とした食のボランティア活動を継続。近年は小中・高校生、保育園児、男性を対象とした食育・料理教室を開くなど、幅広い世代を対象とした活動を展開している。

 飯山食文化の会は、郷土食や伝統食を次世代に伝えるためのレシピ集を発刊、地域に密着した食育活動と取り組んでいること、ふれあい市の会は地産地消、食材などの地元購入をモットーに、地域とのふれあいの場づくりを推進。農産物の地産地消、旬産旬消の推進などと取り組んでいることが評価された。

 フェスティバルでは「将来にわたって伝統食とその崇高な先人の思いを信州の宝物として、守り続けていく」とする宣言を採択した。

 同日は順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座の白澤卓二教授が、「食と農と健康を考える」と題して基調講演。白澤さんはこの中で、アンチエイジングの実践要素として「食事」「運動」「生きがい」を上げ、カロリーの制御、抗酸化食品の摂取や、心意気、チャレンジ目標設定の大切さを説いた。

 また、別室では同時進行で鰍オなの文化研究所代表・職人館館主の北沢正和さんを講師に「北信濃の風土から教わる健康料理」をテーマとする親子クッキングが行われた。約50人の親子がりんごと菜の花のオイルドレッシングを使った「北信州 秋の彩・百花サラダ」、富倉そばの冷たいパスタ風、そばの実まぜまぜ生クリームリゾット、飯山の和菓子職人に学んだ、日本カボチャ使用の和菓子作りなどに挑戦した。

 同日、会場ではこのほか▽食と農・健康の展示・体験▽飯山太鼓演奏・よさこい踊り▽飯山市農業賞など授与式―が行われ、トピアホールピロティーでは17団体の食育学習コーナーが開設されてにぎわった。



(写真=ふれあい市の会代表に表彰が)
 
◆地上30bのひと時 - 栄村で気球試乗イベント<栄村>
 霧雨が間断なく舞い散り、肌寒かった11日朝、栄村横倉の農村広場上空に、大きな気球が上がった=写真=。

 年齢・職業を超えて集まり、公園の草刈りや、キノコのコマ打ちなど活動と取り組む、同村森の三輪会(広瀬勝己会長・20人)が、「何か変わったことで高校・中学3年生らが思い出をつくり、将来村に帰ってきてくれれば」と、企画した。

 同日、広場に現れた気球は高さ30b、最大幅25bの巨大なもの。広瀬さんの知り合いを介して、安曇野の熱気球愛好者グループの協力を得、霧雨の空に膨らんだ。広場にはチラシや有線放送などで話を知った村民が集まり、地上高約30b、5〜6分の浮遊を楽しんだ。

 同村天地の84歳のお年寄りは、息子さんにせがんで連れてきてもらった―と言い、孫を含めた親子3代で試乗、「テレビで見て、面白そうと思っていた。まさか自分が乗れるなんて」と話していた。試乗者は小中学生やその家族らをを中心に約90人を数えた。
 
◆野生の隣 - 北信濃風物詩<連載>
「家の近くでカモシカ見ました」。

普段の会話と同じ口調で言われ、「ああ、そうなんだ」と、写真をいただいた。

市街地からさほど遠くない、近くに民家もある所に、野生獣たちがよく訪れる。

彼らはさして悪さもせずに、束の間の逍遥を楽しむかのように、時に人間たちを睥睨して去る。

そんな暮らしが楽しめる地である。
  
◆笑いと手拍子と涙も - 野沢温泉道祖神太鼓<飯山市>
 昭和47年、この地方でも早い時期に創設され、地域活動を中心に、村の観光、誘客イベントなどに大きな役割を果たし続けている野沢温泉村の「野沢温泉道祖神太鼓」のコンサート「打楽(だがく)」が11日、アリーナ・コンベンションホールで開催された=写真=。

 保存会を中心に高校・中学生の「鼓楽」、中学・小学生の「鼓々」、小学生の「鼓若」の4チーム、30人が、2部に分けて合わせて10曲を披露した。「鼓若」は今回が初めてのコンサートで、実質的なデビューに、目頭を押さえる家族らの姿も。

 プログラムの「田楽・さんさ」では、おなじみのキャラクターである「じい」が天秤棒を担いで、「ばあ」が手押し車を押して登場。「ばあ」は「ダッチューノ」まで披露して会場を大いに沸かせた。

 また、保存会の「温泉太鼓唄」では、野沢温泉小唄の囃子言葉を入れた、現代風の太鼓唄が、女性2人のボーカルと踊りで紹介され、手拍子を誘った。会場には村民に混じって、浴衣・半てん姿の宿泊客の姿も多く見られ、迫力ある鼓動に、また、子どもたちの可愛らしい演奏に拍手を贈っていた。
  
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