TOP - 過去掲載記事 - 2008年07月19日号

7月19日号掲載記事
 
◆消費者から選ばれるために - 飯水岳北地域農業振興研究懇談会<飯山市>
 県農業経営者協会飯水支部主催による今年度「飯水・岳北地域農業振興研究懇談会」は8日、飯山市役所で開かれ、農業、行政関係者らが地域農業の進むべき姿を論議し合った。

 「消費者から(飯水・岳北が産地として)(私の農畜産物が)選ばれるために」のテーマで開かれた懇談会には、農業経営者協会、飯山市認定農業者協議会、農村生活マイスター協会、農村女性ネットワーク北しなの、飯水農業青年クラブ協議会など農業団体や行政関係者ら約50人が出席。

 同日は宮本衡司県議が「農業と観光の連携を深めよう」、県農業政策課農産物マーケティング室長の浦山宏一さんが「マーケティング室を経営に生かしてください」と題して問題提起した。この中で宮本県議は「農家がよくならないと、地域もよくならない。ただ、農業単独では(地域産業の振興は)困難な時代。観光などとの連携が不可欠になっている。(中略)農業の担い手不足は、集落の存廃にも関わることであり、事態は深刻だ。工夫によっては確かな収入につながる農産物加工の取り組みもあり、農業と観光の連携に意識の高まりも見える」と、「評価と代価のある産業」起こしへの対応を促した。

 浦山さんが室長を務める「農産物マーケティング室」は、これまでの「生産振興(つくる)対策」に加えて「マーケティング(売る)対策」を推進するため、ことし4月、新たに設置された。適正表示を含めた農業ビジネス、農産物の販売促進・農産物のブランド化などマーケティングの2つの係がある。

 この後の意見交換会では、農産物のブランド化などをめぐって論議が交わされ、ブランド化の必要性が説かれた一方、ブランド化による農産物の画一化を懸念する声も聞かれた。また、近年の健康ブームの中で、森林セラピーなどと連携し、有機野菜や伝統の郷土食材を提供したら―とする提言などもあった。


(写真=地域農業の進路に意見を交わした懇談会)
 
◆筑波大生が「野沢温泉を描く」展 - おぼろ月夜の館で<野沢温泉村>
 筑波大学美術専攻日本画コースの学生たちが昨年、野沢温泉村を訪れて制作した作品を集めた「筑波大学日本画コース作品展―野沢温泉を描く―」が8日、同村おぼろ月夜の館でオープンした。同日は学生らが作品を紹介する「ギャラリートーク」も行われ、実習の際のエピソードに談笑も生まれた。

 同展に展示されているのは「あたたかいまち」「神の棲む樹」「あおのまなびや」など、野沢温泉村で制作された作品など29点と、スケッチ18点。

 同コースでは昨年7月、野沢温泉村で5泊6日の実習を行い、温泉街やその周辺を中心に制作活動が展開された。今回、実習時の宿の主人が仲介し、村教育委員会が全面的にバックアップ、作品展が実現した。

 同日のオープニングセレモニーで筑波大の太田圭准教授は「昨年の実習では大変お世話になり、学生たちにとって野沢温泉は思い出の地となった。今回もまた、宿のご主人や村教育委員会のご支援を得て、地域貢献プロジェクトの一環としての実習地での作品展を開く機会に恵まれた。村の人たちと温泉のおかげと感謝している」とあいさつ。

 藤田史朗教授は「絵を通じて社会勉強させていただいている。村の人たちが、学生たちの絵を通じて何かを感じ取っていただければうれしい」と、述べた。

 ギャラリートークでは、学生たちがそれぞれ自分の作品を紹介、説明し、エピソードも交えて作品に込めた思いを語った。学生の1人は「通りがかりの村の人が声をかけてくれたことがうれしかった」と話していた。作品展は8月31日まで。



(写真=自分の作品を説明するギャラリートークも)
 
◆お天王さん - 北信濃風物詩<連載>
 何かで読んだ小噺(こばなし)だったか、折にふれて昔を懐かしみ、今を嘆く人が「昔の富士山はあんなじゃなかった」と、1つの人生の間で変わるはずもないことにさえケチをつける話を知った。

 かつてのにぎわいは望むべくもないが、それでもしっかりと伝統を守る営みがある。

肩に残る痛みに若い衆は伝統の重さを知る。
  
◆市蔵さん100歳の祝いも - 区民ふれあいの日<飯山市下木島>
 飯山市木島下木島公民館の年間最大イベントとされる「区民ふれあいの日」イベントが13日、同公民館で開催された。

 区民の文化活動の発表や子どもたちの交流、区民のふれあいなどを通して区民の親睦を深め、連携の絆を堅いものに―というのが主旨。

 ことしは市生活環境室職員を講師に招いたゴミの減量講座、隣接する田んぼでのニジマスのつかみ取り、中村市蔵さんの百歳のお祝い、演芸大会などが行われた。

 このうち、ニジマスのつかみ取りでは、田んぼに水を引いて約80匹のニジマスを放流。小学生らが泥まみれになりながら歓声を上げ、魚影を追っていた。

 中村さんのお祝いでは、小野沢宏区長が「明治・大正・昭和、そして、平成と4つの時代を生き、戦争という大変な経験をされながら、社会に大きな貢献をされた中村さんの百歳を、区民みんなでお祝いしようとおいでいただいた。これからも健やかに暮らしていただきたい」と祝辞を述べ、記念品などを贈った。

 中村さんは「あと8カ月で百歳を迎える段取りとなった。これも皆さんのおかげ」と謝辞を述べ、自らの闘病体験を語る中で、健康の大切さを訴えた。


(写真=田んぼでは魚影を追う子どもたちの歓声が)
  
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