TOP - 過去掲載記事 - 2008年06月21日号

6月21日号掲載記事
 
◆「食と体験」飯山は資源の宝庫 - 資源や情報の発信を<飯山市>
 玄米など未精製の食品や伝統的手法によって加工された食品、全粒穀物と季節ごとに採れる食べものによる食事療法―と紹介される「マクロビオティック」。アメリカでマクロビオティック教育の先導者として活躍し、世界各国で啓蒙活動を行っているエドワード・エスコーさんがこのほど飯山市を訪れ、ほぼ1週間近くの滞在の中で、飯山の持つ優れた資源性を高く評価した。

 飯山市でマクロビオティックの普及、資源開発とその活用などと取り組んでいる有志らが資金を出し合い、招いたもので、エスコーさんは1週間近く滞在し、ホテルや民宿、飲食店などで郷土料理、山菜料理、精進料理を試食、森林セラピーや自然体験、農産物の収穫、伝統的工芸品の見学、伝統文化体験などを通して、飯山に関心を深めた。

 滞在中、石田市長を訪ねたエスコーさんは「飯山は自然が美しい町で、世界中の人たちが注目する宝をもっている。これからの世代が観光に求めるのは食と体験。飯山の旬の季節料理に感銘した。自然環境、文化、農業、そして、住民などの全てが資源であり、これをどうPRし、商品化し、販売していくか、一緒に考えていきたい。飯山はマクロビオティックのモデル市になり得る」と述べた。

 これに対して石田市長は「食の知恵、自給自足の大切さを次代に伝えたい。(マクロビオティック)活動に廃校施設などを活用してもらうなど、お手伝いできることもある」と話した。



(写真=鍋倉のブナの巨木に「気」を養うエスコーさん)
 
◆夏山シーズンの無事と子牛の成長祈って - カヤノ平で山・牧場開き<木島平村>
 木島平村のカヤの平で12日、08シーズンの山開きと、牧場開きが行われた。

 いずれも、夏の訪れを告げる恒例の季節行事で、カヤの平はなお1部に雪を残しつつ、旬のタケノコ、山菜採りなどでにぎわいを見せ始めている。

 〔山開き〕芳川村長や県現地機関、警察・消防、森林、観光関係者ら約40人が出席し、ロッヂ前広場でシーズンの安全を祈願する神事を行った。

 カヤの平はブナの原生林、湿原などが守られ、従前の山菜・きのこ採りに加えて、近年はキャンプやアマチュアカメラマンなどのツアー、行楽の家族連れなどでにぎわい、シーズン中約7万人が訪れているという。

 ただ、一部希少種の山菜やタケノコなどは規則やルールを守らない、実質的な盗掘や乱穫も進み、生態系に影響が出るなどの事態も起きている。山開きでは大切な自然資源を守り伝える、改めての暗黙の誓いが交わされた。

 〔カヤの平牧場開牧式〕同日、約50fの牧場に、月齢6カ月から21カ月までの乳牛16頭が放牧された。村内・飯山市の畜産農家4軒の牛で、計量、ダニ駆除剤の散布を受けた後、広々として牧草生い茂る牧場を駆け、草を食んでいた。10月中旬まで3つの牧区を移動し、搾乳できる体躯に育成する。
 牧場は家族連れ、アマチュアカメラマンなどに人気があり、この日も通りがかりの家族連れが車を止め、ハシャいでいるふうの子牛に見入っていた。



(写真=夏山シーズンの無事を祈った山開き神事)
 
◆風の音 - 北信濃風物詩<連載>
真夏日を思わせる炎暑の日、肩から下げたカメラが心配で、思わず飛び込んだ寺の庭。

境内も花壇も手入れが行き届いて清澄な気分にさせてくれる。

帰る時はいつも、写真を撮り忘れていることに気付き、また引き返す。

いくつかの花の群れに出会った。

暮らしの音、風の音の合間の静謐(せいひつ)。

花がそよと揺れた。
 
  
◆元五輪選手と450人が劇走 - みゆき野ライン飯山市ロードレース大会<飯山市>
 飯山市戸狩温泉のトピアホールを発着地に、みゆき野ラインをメーンコースとする「第39回みゆき野ライン・飯山市ロードレース大会」は15日行われ、小学生から一般まで約450人が、初夏の鍋倉山麓をひた走った。

 ことしの大会には地元飯山市を始め近隣の野沢温泉・木島平・栄村、山ノ内町、中野市や長野市、遠くは岐阜県、群馬県、静岡県などから参加者があり、ソウルオリンピック・女子マラソン日本代表の浅井えり子さんがゲストランナーとして招かれた。

 同日は真夏を思わせる暑さとなり、スタートしていきなりの登り、さらに緩やかな登り
が続くコースに、選手は3`地点で既に汗びっしょり。藤沢大橋折り返しの20`コースは、温井入り口付近まで登り詰め、アスファルトの照り返しも過酷な、厳しいレースとなった。

 コース沿道には、選手の家族や友人らが応援に駆けつけ、拍手と声援と、檄を飛ばした。望の湯前の3`地点では手押し車を押して訪れたお年寄りが、顔を赤く染め、息も荒く走る小学生に、分け隔てのない拍手を贈り、励ましていた。浅井さんは10`を、沿道の声援に手を振り、景色を楽しむかのように走っていた。〔記録は来週号で掲載予定〕
  
■地域でお助け安心事業 - 木島平村でAED設置と講習会
■安全安心の農産物供給基地化を - JA北信州みゆき通常総代会
■米から学生文化交流大使 - 相次ぎ5陣受け入れも
■東京都内で試食・販売会 - いいやまそば街道事業組合
■お年寄りに笑顔戻って - 飯山市本町の六斎市、販売施設で再オープン
【道しるべ】 - いい人が凶器に変わる
■生源泉を化粧水に - 野沢温泉旅館組合が好評発売
■ありがとう!またいつか - 飯山市藤沢の山菜まつり
■夏山シーズンの無事と子牛の成長祈って - 木島平村カヤノ平で山・牧場開き
■花植えびとの帯長く - 飯山のフラワーロードで一斉植栽作業
◇奥信濃今昔ばなし はなみずじいさB - くらち がん
◇江戸初期における近世小大名の実態B - 吉原実
◇北信濃歌壇

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