TOP - 過去掲載記事 - 2008年03月22日号

3月22日号掲載記事
 
◆次代に伝えたい日本の原風景 - 千曲川花の里山風景街道・景観シンポ<飯山市>
 「〜未来へ続く 北信州の美しい景観づくり みちづくりを考えよう〜」をテーマとする「日本風景街道 千曲川花の里山風景街道・景観シンポジウム」は15・16の両日、飯山市公民館などを会場に開催された。

 「日本風景街道」は、道を軸に地域住民や企業、地方自治体、NPOなど様々な主体が自然や景観、歴史、文化など地域資源を生かした道・まちづくりに取り組み、より美しく、魅力的な地域を形成していく活動。

 「千曲川・花の里山風景街道」は、国道117号線を軸に、4市村の四季折々の、美しく、特徴的な景観、住民活動によって形成される新しい景観、そして、伝統の郷土食などをリンクさせた。昨年9月、関東地方の第2号として登録された。4市村や道の駅、景観形成住民協定団体、地域づくり団体などが「北信州みちづくりパートナーシップ」を構成し、活動している。

 同日のシンポで石田飯山市長は「厳しく冷え込んだ冬の朝の美しさ、様々な顔をもつ千曲川の点描。いずれも日本の原風景そのものといっていい。今、ネコヤナギが芽吹き始め、フキノトウが顔を出し、そして、菜の花に彩りが変わっていく。そうした季節感豊かな自然を守り、原風景を次代に伝えていく活動に、周囲の市町村と連携を深めたい。新幹線が開業するまでにもっといい地域づくりを進めたい」とあいさつした。

 シンポでは国連ハビタット親善大使のマリ・クリスティーヌさんが、諸外国の景観づくり、残したい日本の風景を紹介する記念講演を行った。また、北信州みちづくりパートナーシップ事務局が、厳しい自然の中で営まれた北信濃の暮らしの遺産、知恵と技を受け継ぎ、住民参加で新しい景観を創造する活動を紹介した。

 翌16日にはビューポイントや街並み、史跡、伝統的工芸品工房、地場産業工場、温泉、観光施設などをめぐる「冬風景ウォッチングツアー」が行われた。



(写真=景観・道づくりを考えた景観シンポ)
 
「戸梶副村長」賛成多数で同意 - 木島平村副村長人事案<木島平村>
 木島平村の芳川修二村長は、17日開いた3月議会定例会最終日の本会議に、副村長人事案を提案、賛成多数で同意された。

 昨年2月に芳川村政が誕生して以来、ほぼ1年、空席のままだった副村長のイス。総務省の「がんばる地方応援プログラム」の1メニューとして、新年度からスタートする「人材面支援措置」に手を挙げ、議会の同意を前提に派遣が内定していたのは同省内閣府沖縄振興局総務課課長補佐の戸梶晃輔さん(35)。

 芳川村長は11日の議員全員協議会で、戸梶さんの起用について説明、本紙に対して「地方の実態を国に知ってほしい。地方財政、地域経済の実態をどうとらえているのか、地域の現場を実際に見てほしい。そして、新しい地域産業を国とともに創造することも考えたい」などと話していた。

 17日の本会議では、12人の議員のうち1人が退席、1人が不同意の意向を表明、賛成多数で人事案に同意した。人事案では任期は示していないが、芳川村長の話では2年間とされる。戸梶副村長は4月1日付けで発令される。



(写真=副村長に就任予定の戸梶さん)
 
◆飯山仏壇の技、延暦寺に - 奉納薬師如来に漆と金箔<飯山市>
 飯山市の仏壇など製造・販売「神仏の鷲森」が漆を塗り、金箔を貼った薬師如来坐像がこのほど天台宗の総本山・比叡山延暦寺の瑠璃(るり)堂に奉納され、14日、半田孝淳天台座主によって開眼供養が行われた。

 薬師如来坐像は、瑠璃堂の仏像が台座とのバランスが悪いことに心を痛めていた延暦寺元副執行(しぎょう)故小鴨覚禅さんの遺志をかなえようという思いの連環で造られた。

 瑠璃堂は延暦寺に120以上ある堂塔の1つで、国の重要文化財に指定されている。

 像の製作を発願したのは善光寺・福生院の村上光田住職。小鴨さんの弟弟子で、その遺志をかなえたい―と、知り合いの善光寺・玄証院、福島貴和住職を通じて、松田松二信州大名誉教授に製作を依頼した。

 薬師如来坐像は松田さんが樹齢約400年のヒノキを約7カ月かけて彫り上げたもので、今月初めの納入に際して、松田さんは「木の中から聞こえた、仏様のお声に導かれて彫ったもの。作意があって彫れるものではない」と、話したという。

 「善光寺仏」も制作したことがある松田さんの薬師如来坐像は高さ約80a、台座を入れると約1b60aほどの大きさ。福島さんの紹介で、飯山市の「神仏の鷲森」が漆を塗り、金箔を施した。

 像の納入、開眼法要には作業に当たった同社の職人らが瑠璃堂を訪れ、現在延暦寺で修行中の小鴨さんの子息覚俊さんとも会い、故覚禅さんの供養をともにした。



(写真=像を真ん中に小鴨さん(左)と松田さん(右))
 
◆春告げて - 北信濃風物詩<連載>
 日当たりのいい民家の庭に、待望の福寿草が咲き始めた。

少なくとも半月前までは、分厚い雪に覆われていた。

ここに来て雪解けが急ピッチで進む。

通路の雪をかき上げた雪山も1日とはいわず、やせ細っていく。

雨だれの音もかまびすしく、寒気も確実に緩んでいる。

福寿草の花のしっかりとした色が、春の陽を浴びて輝いている。
  
◆道も川もふさぐ土砂 - 飯山市富倉で土砂崩れ<飯山市>
 17日午後7時過ぎ、飯山市富倉の国道292号線富倉トンネルの新潟県側口付近で土砂崩れが発生、土砂の一部がトンネル内の道路片側車線をふさいだ。一帯は翌夕になっても小規模な土石流が断続的に起き、復旧工事もできないことから、トンネルの通行止めは18日現在、見通しが立っていない。

 滝澤正幸飯山市富倉出張所長の話では、同時刻「ゴーッ」という音とともに揺れを感じ、外に出てみると、大きな雪塊や大量の土砂、立木などが背後の松田川に崩れ入り、数分後にはせき止められた川水が、活性化センター、かじか亭の地面レベルにまで溢れ、一時は膝下ギリギリ辺りまでの激しい流れとなったという。近くにあった重機で、川の流れは確保されたが、流路には大きな雪塊や大量の土砂、立木などが堆積し、再び土石流、鉄砲水の危険に襲われる不安はあるものの、今のところ人家への直接的な影響はないと思われる。

 関係機関の話では、土砂崩れした斜面一帯では、翌18日夕になっても土砂の崩壊、地下水や雪解け水による小規模な土石流が止まらず、応急対策も危険なことから、当面監視、被害拡大防止など措置に限り、本格的な復旧対策は、斜面の安定を待つことになる。




(写真=「明かり」をほぼふさいだトンネル出入り口付近の土砂)
  
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■スギ花粉の飛散はじまる - 「自衛策を」保健所が注意呼びかけ
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◇飯山地名考
◇北信濃歌壇

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