TOP - 過去掲載記事 - 2007年12月1日号

12月1日号掲載記事
 
何よりも人口増加対策に力を - 飯山市第4次総合計画後期基本計画<飯山市>
 平成20年度から24年度までの飯山市政の指針となる「第4次総合計画後期基本計画」について、市長の諮問を受けて審議していた飯山市基本構想審議会の小林仁会長(飯山商工会議所会頭)らは22日、石田市長に「子どもに夢と希望を 市民に元気を お年寄りには安心安全を」とする答申書を手渡した。

 後期基本計画は、前期計画の達成状況の分析、評価を基に見直しを行い、自立計画を踏まえて策定されたもので▽産業の活性化▽移住・定住、通勤・通学対策▽0歳からの安心・安全、豊かな教育▽共存・共栄のやさしいまちづくり―の4つの柱を中心に、重点プロジェクト・施策を盛り込み、「選択と集中」を明確にした。

 重点プロジェクトでは、市と市民が主体となって取り組む事業を明確にし、市が主体となるものを▽新幹線駅と連動した土地利用の推進▽新幹線駅開業を見据えた産業立地・広域観光の推進▽農産物の高付加価値化▽移住・定住の推進―とし、市民主体の取り組みを▽中高年の健康増進と介護予防▽ゴミ減量の推進▽自主防災会の設置と防災意識の高揚―と明示した。プロジェクトはそれぞれ24年度を期限とする目標値が設定されており、「工業団地への企業誘致・5事業所」「観光客・150万人(現144万人)」「定住人口・2万5000人」「要介護認定率・18%(現15・8%)」「可燃ごみ処理量・10%削減」などとなっている。

 重点施策では「創意工夫を重ね、実現する力をたくわえる」では財政の健全化、近隣との合併の推進などが、「地域の自立と地域経済の再生を進める」では、新幹線駅と連動したまちづくり計画の策定・推進、市街地での公営住宅の建設、商店街の活性化支援、新しい農業を支える人材の育成―などが提言されている。

 同日の答申に当たって小林会長は「飯山市の経済は疲弊しており、先が見えない。(中略)このままでは『誇れる、住みよい、雪は友だち』などといっても、中野市や長野市へ転出してしまうことになる」と、異例の意見・要望を示し、人口増対策を強力に進めるよう促した。 これに対して石田市長は「ご指摘の人口増対策は最も大事な施策であると認識している。企業の雇用確保、民間活力によるアパートの建設促進、新幹線駅を核とするまちづくり・広域活性化などに力を注ぎたい」と述べた。


(写真=後期計画を答申する小林審議会長)
 
早過ぎた雪で野沢菜が大打撃 - 深刻な品不足で高値も<岳北>
 11月半ばごろとしては、異例に早い本格的な降雪で、北信濃地方の特産「野沢菜」が大きな打撃を受けた。

 自家消費や直売用に栽培する野沢菜が、18日午後からの本格的な雪で、茎折れがひどく、商品価値を失ってしまったもので、一般消費者や農家に深刻な影響を与えている。

 漬物製造業者は他産地などから早い時期に野沢菜を仕入れ、本場・野沢温泉村でも例年11月半ばごろまでに多くの旅館・民宿が収穫、漬け込みをほぼ終えてしまうため、「業務用」は、一部に品不足の実態はあるものの、大きな影響はないようだが、問題は一般消費用。

 市場・農産物直売所関係者、小売商などの話ではここ数年、県外にも野沢菜の市場が拡大する中、品不足は深刻で、市場値も例年の3倍近くに跳ね上がっているという。
「霜や雪が降りると『ノリ』が出ておいしいのだが、茎折れは商品にならない。雪を払って収穫するにも手間がかかり過ぎる」―。栽培農家のため息は深い。
 
温井簡水から送水へ - 羽広山飲料水供給施設、ハリガネムシ対策<飯山市>
 飯山市は簡易水道特別会計12月補正予算案に、統合簡水等維持管理事業・羽広山飲料水供給送水管仮配管事業費として約500万円を計上する。

 ことし10月22日、羽広山飲料水供給施設(平成6年に県事業として整備)を利用している民家の水道の蛇口から、ハリガネムシ1匹が見つかり、その後の給水管の洗管の際にももう1匹が確認されたため、温井簡易水道から仮設の送水管を敷設するための事業費。

 ハリガネムシは非常に細い円筒形で、針金に似ており、昆虫に寄生する小動物。成虫は水界に生息し、しばしば水道施設に混入、水道詮から流出することがある。人体に迷入した場合、胃内の強酸性下でも数時間生存が可能で、その間、激しい運動を繰り返すため、不快感や嘔吐、腹痛を伴うこともあるが、消化器官系以外の臓器へ侵入することはないと言われている。

 市では一時、同地区28世帯に給水車を出動させたが、その後、異物除去装置を付けて飲料水供給施設の利用を再開した。

 ハリガネムシ混入の経路、原因は調査中だが、現在水源としている自然水は使用を中止する方向で、飲料水は温井簡水から給水する方針が決まった。温井簡水の配水管から、羽広山の配水地までの延長約1・6`に送水管を仮設する。12月補正で事業費約500万円を計上する。
 
◆ラッセル - 北信濃風物詩<連載>
 既に本格的な雪がきて、準備の整わないうちに落石事故まで起きてしまった。

日本有数の豪雪地を貫く鉄路。

車社会の過熟で、利用者は少なくなったが、今もなお、沿線住民のなくてはならない足である。

わずか2両だけの気動車だが、北信濃の四季を、そして、暮らしを見続けてきた。

今、ラッセル車の試運転が始まった。
  
◆「交通安全」心に挟んで - 交通安協木島平支部女性部<木島平村>
 21日夜、木島平村役場会議室で「交通安全枝折(しおり)」の製作講座が開かれた。

 飯水岳北交通安全協会木島平支部・同女性部(市川ゆき枝部長・26人)が開いたもので、押し花アートをもう20年以上趣味としている飯山警察署警備課長の石合明彦さんを講師に依頼した。

 休日には野山に、河原に、路傍や庭に季節の草花を摘み、それを乾燥させて押し花にすることを楽しんでいる石合さん。これまで、職務に関わる防犯・交通安全活動の一環として、標語などを入れた押し花の枝折を作り、話題を集めてきた。

 同日は歳末交通安全運動に合わせて、12月11日、役場前で実施する街頭活動で配布する枝折約600枚を作った。

 枝折は「世界に誇れる北信濃の交通マナー」「安定・安心・安全 信州をつくろう」と記した裏面に、ハハコグサ・ラベンダー・クサボタン・モッコウバラ・カスミソウ・ウツギ・シナガワハギなどの花や葉で思い思いの構図を描いた。

 市川部長は「初めての取り組みだが、皆楽しんでできた。交通安全の大切さをより広くPRしていきたい」と、話していた。



(写真=「交通安全」に祈りを込めて枝折を作る女性部員)
  
■夢でないブランド化 - 信州伝統野菜飯山市坂井芋
■みゆきポーク生産友の会に - 飯山市農業賞
■地域産業を支え続けて - 永年勤続従業員表彰
■「シュガーアート」知って - 国際大会で入賞・飯山市の村松さん
■「食の文化財」初めて - 飯山市教委が伝統・郷土食4件を選択
■ペレットストーブ贈る - 農林中金、いいやままちづくり会所に
■奥信濃の自然に自分見つめて - 宿泊誘客にひと役も
■地域の子どもは地域で - 青少年健全育成、北原さんが知事表彰
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